のんびり寝て過ごそうと思っていた今朝
「亡くなったよ」の一言で事態は一変した
交通自爆事故で全身麻痺になってから二十数年
とうとう逝ってしまった
交通事故って怖いね
意識はしっかりしているのに顔しか動かないまま20年、それが一瞬の事故だけでそうなるんだから
合掌...
ただ、この死にはそれだけの意味では済まない面を持っていた
それは離婚
カミさんが幼い時に子供たちを捨てて離婚し、何の面倒もみていなかったのだから
親子の『情』なんてものはこれっぽっちも無い親の死
生物としての親子であっても、法的にも気持ち的にも親子じゃない
危篤の知らせに応じることも無かった様子だし
遺体が横たわる部屋に入っても涙一つ無い
そして始まったのは、遺体のすぐ横で父親の親族との激しいバトル
「親の死に目にも顔のひとつも出さないなんて、どういうつもり」
カーン
そこから喧々囂々((((゜д゜;)))) 手続き、遺産、お墓、喪主…
土星、いや怒声が鳴り響く
ひぃ~ テレビドラマかぁい こんな茶番ライブを息子に見せるのも忍びないので、俺と息子は車に非難
ぶっちゃけ悪いのは遺体となってしまった父親。その真横で本人そっちのけの(当たり前か!)激論を繰り広げる。別れた妻子にしてみれば途方もない恨みやそれ以降の苦労を乗り越えた上での感情はあるだろうし。親族にしてみれば離婚なんて珍しくもなんともない世の中で親子という血の繋がりや、人としての一般論的な在り方を切々と訴える(てゆーか弁護士まで用意している)
ただ、こんな状況なのに目も当てられないくらいに激しくなるのは『身内』だからなんでしょう。『身内』だからこそ悲しい場面なのに、その空間は怒り以外は何も無かったなんだか悲しいというか侘びしい
かれこれ小一時間、呆れたカミさんが出てきて、そこからまた小一時間、残りモノが出てきて終了
葬式もナシ、告別式もナシ、香典は返ってきた…、火葬はアリ(当たり前だけど)
秦野くんだりまで行って何なの
ちなみに、今日は身の回りがヤケに騒がしかった
車検切れの車を運転して、間もなく目の前で火事が発生し、空の半分が真っ黒な煙に覆われ大渋滞秦野の帰りに入った東名高速で3重追突事故(左側)大渋滞その後、5重追突事故(右側)大渋滞更に、3重追突事故(左側)大渋滞
事故り過ぎ
ヘタクソは運転するな