J-SOX(内部統制報告制度)
アメリカンフットボール
アメリカンフットボールは、息子が高校時代に熱中していました。
アメリカの大学で発展していったスポーツなんです。アメリカでは、ダントツに人気の高いスポーツです。
J-SOXは、アメリカで、企業での不正を防止するために作られたSOX法の日本版です。私は、ある大手企業でほぼほぼ私が中心となって、公認会計士と協力しながら全力でこれを立ち上げました。
2023年そのJ-SOX改訂(15年ぶり)を主導したのが、日大教授なんです。そのJ-SOXの中に今回の問題の解決策の答えがある。
悪いことができない環境・仕組みを作る。
トップもあらゆる役目の人も、長期間同じ場所で働かさない。
今回の事件でマスコミを中心として、またしても犯人捜しに躍起になっている。これ日本の悪い癖です。犯人を捜しても何の解決策にもなりません。
沢田康広副学長が悪いとか、林真理子理事長なにしてたんたとか。
臨時理事会で酒井健夫学長が年度末、沢田康広副学長が年末に辞任することが決まり、林真理子理事長は減給50%(6カ月)の処分。
こんなもん何の解決策にもなりません。
これが日大だけの問題ならいいんですけど、日本全体のあらゆる企業や団体で起きているから日本の重大問題です。
そもそも沢田康広副学長も林真理子理事長も日大のご都合主義で選ばれたというより、選ぶことができた仕組み事態がおかしいのです。マスコミはここをたたかねばならないのです。
官僚を選ぶ、人気者を選ぶで困難が乗り切れると勘違いしたんだと思います。組織の環境・仕組みを根本から変えない限り日大も日本も生き残れません。
アメリカのSOX法は、人は悪いことをする性悪説からできていて、日本人は性善説がベースなので、少々違和感があるかもしれない。
このSOX法は理解すればするほど優れたものであることがわかってくる。だが、日本ではJ-SOXを有効活用できている企業は少ない。
有効活用できていたら、企業の不祥事や派閥争いは起きない。
悪いことができない環境・仕組みを作る。
わかりやすい事例を紹介します。
例1)現金を取り扱う場所で盗難事故が頻発している。
①現金を取り扱う場所に監視カメラを、わかりやすく設置する。
泥棒の抑止効果もあるが、内部犯行の防止の意味もある。
悪いことができにくい環境を作るのです。
人間は、小さな不正に成功すると不正はだんだんと大きくなる。
➁可能な限りカードを使用してもらう。
盗難の原因となる現金の取り扱う場所をなくしてしまう。
それでは、日大は大麻対策として何をすべきだったのだろう。
①わかりやすい事例で、わかりやすい場所や機会あるごとに繰り返し繰り返し、大麻所持は退学処分となることを明確に明示する。
➁東京から田舎にキャンパスを移す。
J-SOXでは不正は起こるして、対処をどうするかを作っておく必要があるのです。
トップもあらゆる役目の人も、長期間同じ場所で働かさない。
同じ担当者、同じトップが長いこと君臨しない。
企業も国もどんな団体も同じ。ろくなことになっていない。
今回の日大も同じです、学長・副学長・理事長の頭をかえているものの後ろに控えし連中・文化に変化はないのです。この隠蔽文化をJ-SOXでかえることは可能なんです。
だけど日本には、教育界やその関連団体に長期間同じ場に君臨している人たちがいて教育の改革が進まないのです。
日本の教育の問題点は何だろう。
①学力別クラス編成
一刻も早く実現すべき課題です。
➁日本の大学は、数が多い。
1971年400校だったが、 2020年時点で795校となりました。
50年間で約2倍に増えた計算となります。欧米に比べて人口比で倍以上もある計算になる国もあるし、私学が多い。
四年制大学志向が強まり、短大や専門学校は減った。
つまり、既得権益で残る大学ばかりで、新規参入の大学がほとんどなくて、競争があるようでつぶれる大学が少ないのだ。
③大学の住所
大都会の中、特に東京にある全ての大学は田舎に移転すべきである。大麻や遊びに接する機会が激減するし、東京に集中する人口も減るだろう。なんと、795校のうち143校もあるのです。
④日本の大学は、落第者が少ない。
欧米と比較すると、3から5倍程度の差があります。
成績が悪いと、即退学となる。
日本も若者の労働者不足なので、勉強しない人は早く働くように仕向けてほしい。
入学の門をひろげて、勉強しない人はやめてもらうスタイルを定着させてほしい。