ミスを罰しない
2022.02.23 信じられないニュースを目にした
『JR西日本が、乗務時間の勘違いや宿直勤務で仮眠を取った際の寝過ごしといったミスが運行の遅れなどにつながった場合、その分を欠勤扱いとし、処分の対象にしてきた運用の見直しを決めた。』
こんなルールがいままで存在していたなんて
信じられない
2005.(H17)4.25 ＪＲ西日本福知山線において列車脱線事故発生（死者107人、負傷者562人）してから何年たっているんだ
事故後、アメリカの航空会社を中心に採用されている考え方を取り入れると聞いていたのだが、嘘だったようです。日本が世界の標準から取り残されるわけだ
人間はミスを犯すものである。従って、故意でない限りはミスに対して一切の罰を加えない。その代わり、ミスした原因を包み隠さずに報告しもらう。
この考え方を徹底しないと、真の改善はできないという考え方です。
罰を与える方法では、嘘の報告があがるという考え方です。
日本の企業でもこの考え方を採用している企業は伸びている。
ミスを自主報告した場合に報奨金を出している会社もある。
日本のＪＲは確かに安全です。でもそれは日本人を罰則によって真面目に働かせるという前提での結果です。
従って、根本的な安全対策はできていないのです
日本全体も会社も”真面目に働け理論”が優先されるので労働生産性も世界から取り残されているのが現状です
真面目に働くと安全なのですが、効率が悪くなるのです。
効率よく安全を確保するには、嘘のないデータが重要なんです
