共助
地域や身近にいる人同士が助け合う
2018.07.16
岡山県真備町が洪水に襲われた
真備町に住む息子の奥さんの友達が、二階から現在の被災状況を生中継で送ってきた。
豪雨による洪水は、想像をはるかに超える被害状況だ
災害被害を減らすには「自助」「公助」と、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」が重要なのだが、今回災害での「共助」の部分を学者さんに調査してもらいたい。
幸せ事例が、今回の災害でもやはりあった。
本日のテレビ放送で、広島のある地区では「共助」が重要視されていて、大きな災害を受けているのに死亡した人がいないのだ。
3軒両隣助け合いの仕組み風土が機能したらしい。
私は転勤族として、岡山・真備町の隣町に3年間住んでいた。
今は、息子が岡山・真備町の隣町に住んでいる。
従って、被害にあわれた知り合いもいてます
私が、岡山に転勤した初日に地元の方に言われました。
『岡山は、災害のない地域なので助け合いの風習のないことを御理解下さい。けっして悪気はありませんので、間違わんといて下さい』
赴任後直ぐにこの意味が理解できました。
狭い二車線の道路を私は直進していた。
前方を見ると、信号のない十字路を右折しようとしている車がある。
その車の後ろには多くの車が並んでいる。
私はバックミラーで後続車が多いことを確認すると、停止して右折車に右折すべくパッシングをした。
私の地元なら阿吽の呼吸で右折するだろう
ところがここ岡山ではギクシャクするのだ。
そう慣れていないのだ。
そうみんなの幸せを気にする文化がないのです。
でも、人のことがどうでもいいのではないのです。
気がつかないだけなのです
今回の災害でも、最初の報道から日に日に死者数と行方不明者が増えて行く。まるで未開地のようだ。
情報の発達した日本で何でこのような事態が
おそらく、地域の自治体が家族状況を把握していないのだと思う。
過去災害がなかったので、そんな地域住民リストも必要なかったのだろう。
私の住んでいる田舎では、地域住民リストがなくても、最悪でも翌日には行方不明者名が全員判明すると思う。
つまり、ほとんどの人が隣近所の色々な状況を隅から隅まで知っているのです。
村全体が百姓株式会社の時代にはこのことは必要不可欠だったのです。
なぜなら、田んぼの水の奪い合いがあるので、ルール・助け合いが必要だったのです。
だが、百姓株式会社の時代が消えて行く現在、ルール・助け合いを嫌がる人が増えていくのは当然です。
田舎でも、新興住宅地域では、プライバシー・個人情報保護などを理由に正確な隣人状況が把握できないでいる。
例)いつのまにか、離婚した子供さんが住んでいる。
例)親子げんかして、子供さんが出て行った。
従って、今現在隣にだれが住んでいるのか自治会長でさえ把握できないのだそうです。
事態はもっと深刻で、自治会長のなり手なくて自治会が存在しない地域がすでにあるのだ。
田舎も都会もどちらも自治崩壊と言う深刻な状況にある。
本来これらを解決すべき方法として、まちづくり協議会やまちづくり委員会とか市民協働推進委員会、まちづくり協働課などとあるものの、
どの団体も問題なくそつなくイベントをこなすだけなのである。
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