夕飯も食べ終わり、続きを書きましょうかね
皆さんの夕飯はなんでしょうか
私はみきママさんのブログを毎回見るのが楽しみです🎵
この前の食パン🍞の肉まん、あっぱれでした❗
私も肉まん好きなので、良いこと聞きました
あと北斗晶さんの食事を見るのも楽しみです💕
さてさて、『リンバロストの乙女』素晴らしい本でした。
主人公エルノラが高校に入学するところから始まるのですが、序章から毒親は発揮されています。
入学式の服はおろか、教材も準備してもらえないエルノラ。
しかも、片道3マイルを歩いて通学します。
エルノラは母親に、田舎から都会の高校に入学することを反対され、服も何も用意してもらえないまま入学式を迎えました。
どた靴と麻の服と帽子を被り、田舎から来たエルノラを同級生の冷たい視線が刺さりまくります。
エルノラの頭の中は、母親に出してもらえない授業料と教科書の費用でいっぱい
思わずいつものエルノラの場所で泣いているところを、近所のエルノラの理解者の老夫婦に見られ、事情を話すエルノラ。
怒った老夫婦は(旦那様)、エルノラの母に
「わしは郡区役所へ出かけて行って、保護者としてのあんたを判事に告訴するつもりだ」
と言います。
エルノラの母親は
「あの子を可愛がれなどと言っても、それは無理というものですよ」
と冷然と言いました。
なぜこんなに実の娘に冷たく当たるのか、その理由は『下巻』に書かれていました。
全くエルノラが咎められる理由は無いのですが、母親はエルノラに八つ当たりすることで、なんとか保っていたのでしょう…
まさに子どもに罪は無いのですから。
あとがきで、梨木香歩さんは
「現代ならDVの心理メカニズムが働いていると分析されるだろう」
と書いておりました。
『毒親』という言葉は、エルノラの時代にはまだ無いんですね。
私がこの『リンバロストの乙女』を最初読んだときは、エルノラの母親の冷たさが私の母親と重なって、自分が母親にされてきた数々のことと心情が湧いてきて、穏やかには読めなかったです。
でも、爆発💥しそうな感情を抑えながら読み進めていって、エルノラの言動に感動・リスペクトする度に、この本を高校生の時に是非読みたかった❗
と思いました。
『訳』は村岡花子さん🌸ですが、やはりあとがきにて、
「私は日本のティーンエイジャーの読むものについて非常な不満をもっていた。それは若い人たちが悪いのではなくて、適当なものがないのだ。」
と書かれています。
私が高校生のとき、人生の先輩たちから教師も含まれますが、『リンバロストの乙女』を勧めてくれそうな人は周りにいませんでしたね
『少女パレアナ』も大人になって知った本でしたが、こちらも傑作ですが、『リンバロストの乙女』も素晴らしい本です。
『訳』はどちらも村岡花子さん
村岡花子さんのお陰で、素晴らしい本が読めました💖有難うございます。
エルノラの凄さは、近所のシントン夫妻の会話で表現されました。
入学式にも服のひとつも用意しない母親に代わり、服・帽子・ハンカチ・靴・レインコートなどをエルノラにプレゼント🎁した帰り道、シントン夫妻は
『私たちが育てたとしたらあの子の心は今ほどに世間を知ったでしょうかね。あの母親を朝夕見ていながら、自分はちっともかたくなにならないんですからね。あの子にはどんな母親の悲しみでも理解できるのです。
世渡りの辛い面ばかりを踏んだことであの子はかえって思いやりの幅を増しただけです。
恥ずかしい思いで胸を焼かれるように苦しんだり、方向を見失ってあがいたりしている男の子や女の子がエルノラに会ったら、必ず力をつけてもらえるんです。
あの子は苦労を重ねて来ましたが、『行き過ぎた自尊心』なんていうものは微塵も持ち合わせちゃいませんよ。
確かにエルノラは可愛がられて育たないで、辛い目にあわされて来たために立派に成長したのです」
というような会話をしながら老夫婦は帰ります。
その通りだと思いました。
エルノラは毒親に負けていないのです。
いえ、大きな愛で自分に冷たい仕打ちをする実母を見ています。
私のように、決してトラウマにしなかった
『高校生の時に、エルノラに出逢いたかった✨』
この本は、本当に素晴らしい本です。
エルノラは、なんと自分で学費も稼ぐのですよ
現代には無いやり方ですが、それは後書きで梨木さんも書かれていましたが、作者がナチュラリストだからこその方法です🦋
それにしても、母がうるさい
ほんと1人で賑やかな人だ
(玄関に蛾がいたとか)
今日は突然ブログが消えることもなく、無事にブログを書けました
良かった🎵
さて、🛀に入ってきます