私は暇なとき、いつものスタジオへ行って、ピアノを練習することにしています。

いかんせんピアノなので、そこに備えつけてあるものを使わないといけない、宿命です。

ピアノをご存じの方は、お分かりでしょうけど、定期的に調律しておかないと、音がホンキートンク調になります。中には、ペダルを踏むと、鍵盤がズルッ、となるものも‥

もちろん、そんな事は承知しておいて、音を鳴らしてみます。譜面は、頭の中です。

イメージは、バート・バカラックのオーケストラ風に。途中で、ストリングスやホーンを加えます、想像で。ディオンヌ・ワーウィックが歌います、想像で。

私にとって、いい気分になる、ちょっとした‥瞬間でした。
昨日、吉祥寺の街を歩いていて思ったこと。

最近流行りの大きい眼鏡。

木村カエラみたいな髪型。

なぜか、スキンヘッドの女子店員。

個性的?なのかもしれないけど、形から入るのが大事なのかなと、ちょっと焦り‥

例えばギターやピアノが、そう。ないしは、20年同じ仕事を続ける。そして、極める。それは、容易なことではない。なりたいと思って、買って、真似て、簡単になれるものではない。楽しいだけ、ではやって行けない。試行錯誤を要する。これは身をもって、知っている‥つもり。

ちょっと、余計な事を考えてしまいました。
大きい眼鏡を見ると、どうしても、ビビる大木?を思い出すんです。


体調を壊して療養中、新潟の実家に帰った時のこと。

食欲もなく、痩せこけて、しょんぼりしている私に
母が家にあった小さい動物の置物をくれた。「オイ、剛を頼んだぞ!」と頼りなさそうなぷにぷにクマに頭を叩き叩き言っている。

相変わらず頼りないが、ほかイヌとかネコ、イルカをもらった。いつも手の届く位置に置いて、何かあると眺めることにしている。
とても癒やされる。落ち込んだ時も。

そこらへんに売っているようなものだけれど、これらは私の宝物だ。お金の価値とは別の次元で。そう思う。

それまで頭でっかちだった自分にとって、ココロの雪解け、といったところだろうか。