初めて告白した話 pt.4
pt.1、pt.2、pt.3
高校を卒業してしまい、Sさんとの接点を完全になくしてしまった
ナギは、最後の手段として「卒業アルバム」に手を出します。
そう、卒業アルバムに載っている自宅住所に電話を掛けたのです。
このときがナギの人生で一番勇気を振り絞ったときだと思います。
ありえないくらい心臓バクバク。手は震えるし声はかすれる。
びくびくしながら電話掛けました。
しかし、イってしまった人間の特徴なのか、頭の中はやたら
冷静だったと思います。
3コールほどして受話器が取られる。
電話に出たのはSさんのお祖父さんでした。
「Sさんの○校の同級生でナギと言うものです。同窓会のご連絡で
お電話させていただいたのですがSさんはご在宅ですか?」
事前に何度も練習した嘘。文章にするとまともっぽいですが
実際には震える声で何度も噛みながら喋ってます。
訝しがりながらも電話を受け継いでくれたお祖父さん。
そしていよいよSさんと感動の再会が・・・
「もしもし」Sさんの女神のように優しい声が耳に届きました。
「あの、僕、えっと、一年の頃同じクラスだった(フルネーム)
ですがあの・・覚えてませんよね。えっと、○○部の・・。」
まったくこれから告白するとは思えない台詞です!
普通に考えて、彼女からしたら気持ち悪いことこの上ないはずです。
一年の頃も挨拶程度しか会話を交わしたことのない、
またその後は丸二年間話をしていないような男から
いきなり自宅に電話がかかってきたのですから・・・
しかも彼女の知ってる俺は、誰とも話せなかった一年の頃の俺。
暗さ全開の頃の自分ですから。
しかし、Sさんはやはり優しい子でした。
そんな素振りは欠片も見せず、優しく話し掛けてくれました。
「あ、ナギ君?すごい久しぶり。どうしたの~?」
ナギにはここで世間話をしたりする余裕もネタもありませんでした。
いきなり直球勝負です。
「あの、ぼぼぼ僕一年の頃からずっとSさんのことすす好きでした。
突然で申し訳ないんですけどもう卒業なんで・・それで・・」
「そうだったんだ・・。」
「あ、はい・・・。」
「嬉しいんだけど、私、今は同じクラスだった×君って人と
付き合ってるんだよね。」
「え?ちょっと待って?×ってあの×??」
×は・・俺が二年の頃常に一緒につるんでた奴でした・・・。
「あれ?×君のこと知ってるの?」
彼女の中では快活な×と、暗い一年の頃の俺の接点が
考えられなかったのでしょう。
「そっか。残念だけど×はいい奴だし、それなら諦めもつくよ。」
これは言葉だけじゃなく、本当にそう思ってました。
×も自分が変わるきっかけをくれた大切な友人の一人だし、
何よりも彼女にきちんと告白できたことで満足していました。
今まで挨拶すらすることができなかったのに、
今日は電話をかけて、告白まですることができた。
ストーカーから普通の同級生にランクアップです。
てゆうか最後普通に話せてるし。
自分の成長に自分自身で驚いていました。
そして、電話を切ろうとしたそのとき・・
「待って。×君とは、もう別れようと思ってるの。」
「×君とは、もう別れようと思ってるの。」
「もう別れようと思ってるの。」
「別れようと思ってるの。」
「思ってるの。」
・・・・・・
おわんねーごめん
高校を卒業してしまい、Sさんとの接点を完全になくしてしまった
ナギは、最後の手段として「卒業アルバム」に手を出します。
そう、卒業アルバムに載っている自宅住所に電話を掛けたのです。
このときがナギの人生で一番勇気を振り絞ったときだと思います。
ありえないくらい心臓バクバク。手は震えるし声はかすれる。
びくびくしながら電話掛けました。
しかし、イってしまった人間の特徴なのか、頭の中はやたら
冷静だったと思います。
3コールほどして受話器が取られる。
電話に出たのはSさんのお祖父さんでした。
「Sさんの○校の同級生でナギと言うものです。同窓会のご連絡で
お電話させていただいたのですがSさんはご在宅ですか?」
事前に何度も練習した嘘。文章にするとまともっぽいですが
実際には震える声で何度も噛みながら喋ってます。
訝しがりながらも電話を受け継いでくれたお祖父さん。
そしていよいよSさんと感動の再会が・・・
「もしもし」Sさんの女神のように優しい声が耳に届きました。
「あの、僕、えっと、一年の頃同じクラスだった(フルネーム)
ですがあの・・覚えてませんよね。えっと、○○部の・・。」
まったくこれから告白するとは思えない台詞です!
普通に考えて、彼女からしたら気持ち悪いことこの上ないはずです。
一年の頃も挨拶程度しか会話を交わしたことのない、
またその後は丸二年間話をしていないような男から
いきなり自宅に電話がかかってきたのですから・・・
しかも彼女の知ってる俺は、誰とも話せなかった一年の頃の俺。
暗さ全開の頃の自分ですから。
しかし、Sさんはやはり優しい子でした。
そんな素振りは欠片も見せず、優しく話し掛けてくれました。
「あ、ナギ君?すごい久しぶり。どうしたの~?」
ナギにはここで世間話をしたりする余裕もネタもありませんでした。
いきなり直球勝負です。
「あの、ぼぼぼ僕一年の頃からずっとSさんのことすす好きでした。
突然で申し訳ないんですけどもう卒業なんで・・それで・・」
「そうだったんだ・・。」
「あ、はい・・・。」
「嬉しいんだけど、私、今は同じクラスだった×君って人と
付き合ってるんだよね。」
「え?ちょっと待って?×ってあの×??」
×は・・俺が二年の頃常に一緒につるんでた奴でした・・・。
「あれ?×君のこと知ってるの?」
彼女の中では快活な×と、暗い一年の頃の俺の接点が
考えられなかったのでしょう。
「そっか。残念だけど×はいい奴だし、それなら諦めもつくよ。」
これは言葉だけじゃなく、本当にそう思ってました。
×も自分が変わるきっかけをくれた大切な友人の一人だし、
何よりも彼女にきちんと告白できたことで満足していました。
今まで挨拶すらすることができなかったのに、
今日は電話をかけて、告白まですることができた。
ストーカーから普通の同級生にランクアップです。
てゆうか最後普通に話せてるし。
自分の成長に自分自身で驚いていました。
そして、電話を切ろうとしたそのとき・・
「待って。×君とは、もう別れようと思ってるの。」
「×君とは、もう別れようと思ってるの。」
「もう別れようと思ってるの。」
「別れようと思ってるの。」
「思ってるの。」
・・・・・・
おわんねーごめん