初めて告白した話 pt.3 | お互い恋人ができなかったら付き合う男女のブログ~只今ロスタイム

初めて告白した話 pt.3

pt.1pt.2を先にお読みください。

というわけで、完璧なストーカーになってしまったナギですが
当時は今ほどストーカーという概念が浸透していなかったため
警察の介入を得ることなく、無事に卒業を迎えました。

高校卒業後、東京の大学への進学が決まっていたナギですが、
同時に、Sさんも東京の大学に行くらしいという噂を
耳にしていました。
しかし、卒業してしまったら、話すことはもちろん、
もう彼女の後姿を追いかけることもできなくなります。

彼女に想いを伝えたい
そんな気持ちは日増しに高まっていきました。

最後の登校日、ナギは意を決して彼女が出てくるのを待ちました。
携帯電話などは既に普及していましたが、
もちろんSさんの番号なんて知るはずもないので
このように直接彼女に会いに行くしかありませんでした。

しばらくして、彼女が友達に囲まれながら校舎から出てきました。
しかし、、、、しかし、ナギの足は一歩も動けませんでした。
二年間、ずっと見てきただけでした。
会話どころか挨拶すらできませんでした。
そんな自分が、校舎から晴れやかな顔をして出てくるSさんと
まさしく陰と陽に感じられて
ナギはこの日、何もできませんでした。
もう会えないとわかっていながら。


そして春休み。
大学も受かり、春からは東京での一人暮らしも決まって、
未来は明るいはずなのに。前に進めない。
もちろん自分でもわかってました。
これに決着をつけないと先がないってことを

こうしてナギは最後の手段、卒業アルバムに走ったのです。
ナギの暴走の始まりです。


 あと一回だけ、続きます