ARCHY
今年全米で最も話題となったサーフィン・ドキュメンタリー作品が『ARCHY(アーチー)』。USサーフィン界の異端児として波乱万丈な人生を送ったことで知られる究極のサーファー「マット "アーチー" アーチボルド」の半生を赤裸々に記録したドキュメンタリー作品だ。物語はアーチーの生誕地であるアメリカ西海岸はサンクレメンテから始まり、現在の拠点であるハワイのノースショアまでを辿る。
この作品では、若くして名声を勝ち得て、その反動で堕落していくアップダウンな人生を繰り返した彼の心のかっとうと、サーフィンにかける魂の叫びを垣間見ることが出来る。制作はサーフ作品において数々の栄えある賞を獲得し、カッティングエッジな作品創りで知られるビル・バラード&ビリーゴート・プロダクション。サーフィンをする為に生まれてきた男(アーチー)の奮闘とスタイリッシュな映像美との競演は必見だ。
1979年当時11歳だったマット・アーチボルドがサーフィンを始めた時、世界中は彼が最も素晴らしいサーファーの一人になろうとは知る由もなかった。80年代初めマーティン・ポッターから影響を受けたアーチー率いるサンクレメンテ出身の若いサーファー達が彼に負けずとばかり、これまでのサーフィンとは違った型破りなサーフィンを生み出した。
アーチーは15歳(高校1年生)の時に学校を辞めプロサーファーとなり、サーフブランドのポスターモデルに採用されたり、若い頃の生活は、ひとときも退屈な瞬間は無かった。それから5年間、アーチーはコンペテーション・サーフィンにとまどいながらも、バドツアーのイベントで、いくつかの勝利を収めた。しかし、その後、コンペサーフィンは自分には合わないことを知り、それまで誰も足を踏み入れることのなかったフリーサーフィンという新しい領域に向い、そこに新しい自分を見出すことを決心した。
ワン・トラック・マインド
シッカー・ザン・ウォーター、セプテンバー・セッション、シェルター、ブロークダウン・メロディに続く第5作、クリス・マロイのプロデュース最新作「ワン・トラック・マインド」が遂に日本上陸。制作は最新16mmフィルムを駆使し、他のタイトルには負けない高いクリエイティビティーで、オリジナリティーのあるサーフムービーを数々制作してきたWoodshed Films。
今回の作品では時代の異なる3世代から今日のサーフシーンを牽引するサーファー達をフィーチャーして、彼らがサーフィンを通して世界中をトリップする中で得たライディングの技術を含めた感覚&意識をインタビューと実際のライディングシーンを交えて伝えてくれている。彼らが波乗りを新次元のものとして共通の部分を探求し、世界トップの地位を手に入れる為、アグレッシブに、そして彼らの共有の技術的な秘密としている部分を見出し、私達のなかで最も彼等に近づき、親しくなるという抜群の機会を体験して欲しい。
オープニングセッションでは、世界の頂点を極め、最も成功したトム・カレン、オッキー、サニー、CJ・ホブグッズ、アンディ・アイアンズが登場。自分たちの地位も含めて、パフォーマンスサーフィンの過去、現在、そして将来を語っている。彼らが尊敬&目標としているサーファーは? 若手のサーファーに望む事は?
ケリーが大会にかける情熱、重圧、コンペ感に加え、ロブが語るケリーとのマスターズ・ファイナルでのシーン。登場するサーファーのボードデータ(長さ、ワイド、ロッカー、コンケープ)等、個々のボードに対するコンセプトがわかり、業界人にとっては、とてもプラスになる話を聞かせてくれる。次世代を引っぱっていくと思われるデーン、ジョディ、ジュリアンに対する彼らの期待度は? そして若手のスーパーグルメと呼ばれるジョン・ジョン、コロヘ・アンディーノ、ルーク・ディビス達は? 次世代、そして、その次世代を担うサーファー達が、とてもハイレベルなサーフィンへの挑戦をしていて、決まりの無いサーフィンスタイル、サーフィンの未来を垣間みることができる。
3世代ごとに影響されたサーファーが、次世代のサーファーに何かを残し、そして次の世代へと・・・・・・。今回登場しているサーファー達の個性によって「ワン・トラック・マインド」が沢山の色々な人にとって独創的で魅力的なものとなっている。この映像はフリーサーフィンの刺激を探すというよりも、技術的な一面や高い競争心を持った真の野心、成功を導くために本質的な努力などを探究する、ちょっとした伝統的なWoodshedムービーの旅へと出発させてくれる。
Blue./ブルー14号
海、サーフィンをコンセプトとした、ファッション&カルチャーマガジン「ブルー」が、株式会社ネコ・パブリッシングより、11月10日に発売される。14号目となる今回の特集は「Cold Water~氷点下の波、極北のアドベンチャー~」。カナダ、ノルウェー、アイスランド、そして日本から北海道。極北の4ヵ国で繰り広げられるサーフセッションを特集。トロピカルな海ばかりがサーフィンじゃない!華のように雪が舞い、厚い氷塊に閉ざされたアブノーマルな海に入る理由とは?トム・カレンやクリスチャン・ワックが、呼吸すらも困難な波にパドルアウトします。
その他の特集では、世界から注目される日本人サーフ・アーティストをピックアップした「現代サーフアーティストの肖像」、6カテゴリー、100着以上のアウターを集めた「アウター“ハプニング”スタイル」、ミュージシャンKeisonによるファッション特集「Keison、冬の装い」、リリース前から話題を集めるジョエル・チューダーの新ブランド「KookBoxの全貌」、永遠のサーファーズ・ビークル「Fantastic! Old Car」、前号多くの反響を頂いた「俳優・山本太郎のニアスへの旅-後編-」などをピックアップ


