ロジャーズ氏:「商品の時代」続く-綿花やコーヒーに投資妙味(2) (ブルームバーグ) | 0330

ロジャーズ氏:「商品の時代」続く-綿花やコーヒーに投資妙味(2) (ブルームバーグ)

ロジャーズ氏:「商品の時代」続く-綿花やコーヒーに投資妙味(2) (ブルームバーグ)

2007年1月18日(木)14時11分

1月18日(ブルームバーグ):著名投資家、ジム・ロジャーズ氏はこのほど、都内でブルームバーグ・ニュースとの単独インタビューで「綿花やコーヒーなどのソフトコモディティーが投資対象として妙味がある」とし、商品投資の時代はまだ続いているとの考えを示した。

   原油や穀物など19品目で構成する国際商品指数のロイター・ジェフリーズCRB指数は、上昇への起点となった2001年10月22日以降、直近の数値(17日現在)まで 57.1%上昇しているが、ほぼ同期間に構成銘柄である綿花は72.5%増加した。コーヒーは165.4%増となっている。

   ロジャーズ氏が独自に開発した「ロジャーズ国際商品指数」(RICI) のデータによると、2006年7月1日時点で、原油や天然ガスなどエネルギー分野に占める投資の割合が44%でトップ。ゴールドマンサックス商品指数(GSCI)でも約69%(06年10月末現在)となり、エネルギー分野への投資に重点が置かれた。


          綿花・コーヒー・大豆に投資妙味

   現在、ロジャーズ氏は、ソフトコモディティーや農産物の相場に動きに注目しているという。同氏は「綿花は最高値から60%安い。コーヒー、大豆も過去の最高値に比べ安値を付けている」とし、相対的にこれら農産物に投資するのが有利だと指摘。これを裏付けるように、米商品先物取引委員会(CFTC)が集計した大口投機家の建玉明細で昨年10月以降、綿花やコーヒー生豆の買い越し幅が拡大している。

   一方、昨年8月の最高値更新から35%下落している現在のニューヨーク原油相場について「大きなブル・マーケット(上昇基調)にあることにかわりない」と強調。 そのうえで「上昇基調でも、相場が50%も下落することは歴史上よくあることだ」と述べ、現在の下落は価格の調整局面に入っているに過ぎないと説明した。

   また、同氏は、中国などの需要増で原油の需給バランスが崩れているとの従来の考えに基づき「2009年か2013年かわからないが、原油相場が100ドル、150ドルを超えることは確かだ」と付け加えた。

 現在、1トロイオンス当たり640ドル前後で推移しているニューヨーク金相場について、ロジャーズ氏は「一時的に下落しても押し目買いしたほうがよい。将来的に2000ドルくらいまで上昇する」との見方を示した。ただ、「将来的」の具体的な長さについて言及を避けた。

        ロジャーズ節は健在-「商品の時代」は続く

  世界の商品市況は中国などアジア諸国の発展に伴う需給ひっ迫で「今後も 10-20年間は上昇基調にある」と従来の主張を繰り返した。為替や株式、債券よりも商品に投資妙味があると、2004年に出版したベストセラー「ホット・コモディティーズ」(邦訳名『商品の時代』)などで展開する「ロジャーズ節」は健在だ。

  ロジャーズ氏は今回、大手商品取引員である豊商事が都内で主催した講演会に出席するため、来日した。