PIMCOのグロス氏:FF金利は4.25%、10年債利回りは4.5%に (ブルームバーグ)
PIMCOのグロス氏:FF金利は4.25%、10年債利回りは4.5%に (ブルームバーグ)
2007年1月12日(金)07時02分
1月11日(ブルームバーグ):債券ファンド最大手、米パシフィック・イ ンベストメント・マネジメント(PIMCO)の投資責任者ビル・グロス氏は11日インタビューに答え、イールドカーブの逆転は米経済のリセッション(景気後退)入りを示唆するものではないとの見方を示した。また、米政策金利は今年4.25%まで引き下げられ、10年物米国債の利回りは4.50%前後に低下するとの見通しを示した。
米10年債利回りは現在、2年債を13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下回っている。逆転状態は2006年8月から続いている。このようなイールドカーブの逆転は過去4回のリセッションの前に見られた。
グロス氏は、イールドカーブ逆転とリセッションとの関連は「これまでほど決定的ではなくなっている」として、「私は懸念していないし、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長や他の当局者らも懸念していないだろう」と述べた。
グロス氏は、米住宅市場の減速が当局の利下げを促すだろうとして、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は年内に、現行の5.25%から4.25%まで引き下げられると予想した。
また、10年物米国債の利回りは4.50%前後に低下し、今年のトータルリターン(総合投資収益率)は6%となるとの見通しを示した。メリルリンチのデータによると、6%は02年の15%以来で最高となる。
グロス氏はまた、「米国債が示す代表的な利回りが4.75%のとき、単純にリスク資産を買うのではなく、より積極的なトレーディング姿勢が必要になる」と話した。