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カストルへの手紙

もう一人の自分にむけて贈る言葉

最近、ひとってすごい弱い生き物だと思うんです



例えば、ある人の一生。


そのすべてを知り尽くしているひとは、その人本人以外この世に存在しない。


なぜなら、自分以外の他人の全てを知ることなんてできないから。


自分以外、自分を真に理解できる人はいない。


だとすると、


ひとは生まれてから死ぬまで、本当はずっと孤独なのかもしれません。


だけど、その孤独にたった一人で耐えられるほど人間は強くない。


だからひとは他人を求めるのだと思います。


そしてその他人の求め方も様々… 


一番手っ取り早くて簡単なのが、


他人と自分を比べること。


比較することで、自分と他人を一つの物差しでつないでいる。


本当は、人の数だけの人生があって、そのすべて同じものなど一つもないはずなのに。


ひとはまるで化学の実験をするみたいに他人の見えていないところは


すべて自分と同じ条件であるかのように簡単に他人と自分を比較する。


目に見えてないだけで、実は滅茶苦茶な目盛りの物差しを一本握りしめて、


他人を知った気になり、


また自分も理解されていると思いこんでいるのかもしれません。



私もよく他人と比べてしまうのですが、


他人と比べてもイイコトなんて一つもないと思うんですね。


大事なのは、『自分を見つめること』


それも、孤独にさらされ続け凝り固まった価値観に支配された『主観的』な見方


ではなく


『客観的』に自分を見つめること。


様々な視点から『自分』にアプローチすることで


『本当の自分』が見えてきて、その時初めて


他人の心に触れることができるのではないでしょうか。



ひとはいつだって心のなかに孤独を抱えています。


けれどその孤独を認め、自分の殻を破り広い世界から


かけがえのないたったひとりの『自分』


を見つけ出すことで他人とつながれるようになるのだと思います。