本日5月8日は、母の命日です。


少し早めにGWの初め、実家に戻り七回忌を無事済ませました。





節目、なので、いつもはあまり、自分のことを書かないのですが、少しだけ、母への想いをここに記しておこうかなと思います。

とても、プライベートなことで、しかも長くなるかと思いますので・・・

読んでみようかな、と思われた方だけ、お付き合いいただければ、と思います。






もう、七回忌か・・・



あの時はまだ、ママと言えなかったジロさんが、多分おばあちゃんが見たら、びっくりするほどのおしゃべりヤロウに育っています。

(この子、しゃべる気あるんやろか・・・と心配してくれていました。ぜんっぜん大丈夫だよ、お母さん(笑)うるさいくらいに、起きてから寝るまでしゃべってるよ!)


まだ、幼稚園児だったタロさんも、5年生!委員会の副委員長になって、張り切ってます。



ジロさんは、まだ小さくて、きっと本当の記憶には残ってないんだと思うけれど、おばあちゃん大好きだったタロさんが、今でも『夢に出てきたよ~』『おばあちゃんにまた会いたいな・・・』とお話してくれるので、ジロさんにもちゃんと、おばあちゃんの存在は、しっかりしみ込んでいると思います。


でも、ミルクも飲んでくれたタロさんと違って、ママのおっぱいしか受け付けなかったジロさんは、おばあちゃんに抱かれた写真がないんだ・・・ごめんね。



まだまだもっともっと、成長していくこの子たちを、見ていてほしかった。


『おばあちゃん!』ってなつく、ジロさんを見せたかった・・・





母は、本当になんの前触れもなく、

ある日突然に、逝ってしまいました。




いえ、多分、本人は何か具合の悪さや、前兆を感じていただろうと思いますが・・・


そういうことを、まったく言わない人でした。



とくに、長女である私には、昔から何も言わなかった。


心配させまいと、なのか、照れなのか、遠慮なのか・・・


いろんなことを、とにかく何も語らない母でした。



なので、私はいまだに母という人が、本当はどんな人で、どんなことを思っていたのか、よくわかりません。


というより、私が聞こうとしていなかった。話そうとしていなかったから・・・



普通以上に、長い長い間、一緒に暮らしていた(私が結婚して、家を出るまで・・・30年以上)にもかかわらず、面と向かって、きちんと話をしたり、何かを相談したり、意見を聞いたりしたことは、一度もなかった。



私が何か決めるときも、たとえば高校進学とか、大学受験とか、就職とか、そして結婚する時にも・・・


私は、母に何も相談しないまま、すべて一人で選んで、一人で決めてしまう、可愛げのない娘でした。


実際小さいときからよく、「あんたは可愛くない子ね。」と言われていました。


親になった自分からみても、かわいくない子、って思いますもんね・・・



親からみたら、多少困った子でも、頼ってくれたり、甘えてくれる子の方がかわいいです。


親としては、多分、子育てするのに、面白くない子だっただろうな・・・



手はかからないけど、かわいげがない。


勝手に大きくなってっちゃったような、そんな張り合いのない子供だったろうと思うのです。




その年、本当は5月10日に帰省する予定で、もう荷物も用意していて、

そろそろ帰るよ~って電話しておこうかな~と思っていた矢先、

結婚前に勤めていた会社の同僚の子から、急な連絡があって・・・


『結婚が決まったんだ。』って、嬉しい報告でした。


母もよく知っているその子は、私と同級で、母ひとり子ひとりだったので、自分の娘のように心配をして、いつもまだ決まらないのかしらね~とつぶやいていたので、その話を一番に母に伝える・・・べきでした。


すぐ電話をしようと思えばできたのに、

その日はその電話で、少し遅くなってしまったので、「いいや、帰るのはあさってだし、明日、荷物送ったあとに電話しよう・・・」と、子供たちと一緒に、布団に入ったのでした。




そして、深い眠りに入ろうかという時・・・


父の、聞いたことのない、明らかに普通ではない状態の声の電話で、飛び起きて・・・


作ってあった荷物をそのまま車に放り込んで、高速を、自宅へと走らせましたが、


5時間かけて着いたときには、もう、母にその、嬉しい報告を聞かせてあげることは出来ませんでした・・・




もっともっと、いろんな話をしたかった。


よかったね、って、一緒に喜びたかった。


あの時、ホントはおかあさん、どう思ってたの?って聞いてみたかった。


ホントのおかあさんを、もっと知りたかった。



ちゃんと話をしない子で、ごめんなさい。


勝手になんでも決めちゃって、ごめんなさい。


遠くに離れて住んでたのに、電話したり、写真送ったり、ちゃんとしてなくてごめんなさい。



まだまだ、チビと遊んで欲しかった。困ったときに、話を聞いて欲しかった。母の日に、何かしてあげたかった。

妹である岡山のおばちゃんと、一緒に旅行に行かせてあげたかった。

もっと何かやりたいことはなかったの。行きたい場所はなかったの。会いたい人はいなかった?



一度くらい、今住んでる横浜にも遊びに来て欲しかった・・・




かなわない後悔がいっぱいあります。





出来なかったこと、叶えられなかったこと、言えなかったこと。





出来る可能性があるなら、


やれるチャンスがあるなら、


言えるときがあるなら。



後悔しないように、出来るときに出来ることをしたい、と今思います。





自分の意思ではどうにもならない思いを抱えてる人たちだって、たくさんたくさんいる。


今できること、自分に出来ることを、精一杯やろう。




会いたい人に会おう。


行きたい場所に行こう。


やってみたいことは、やってみよう。




今を、生きよう。




お母さんが、教えてくれました。


ありがとう。




ずっと、見ててね。



たまには、夢で会いに来てね。






いつまでも、


あなたのかわいくない娘、より。








長々、読んでくれてありがとう。








明日も元気で。


平和を祈りつ。



みぃ。



花とイラスト☆みぃ。のブログ~a little waltz~笑いながら歩いていこう。