CDが流れる、当時のSMAPはもう年下だ。
そんな文章から始まる漫画は、まだ未来に輝く自分自身にとても素敵な女性像に見えた。
右も左も、満員電車の乗り方もスクランブル交差点も、1万満たないスーツにも着られてるような、それでも頑張った分報われるとか、今日はダメでも明日は、ガラスの靴を落としたら王子様がひろってくれるんじゃないかって位、仕事も女性って立場にも甘くて。見えない、知らないからこそ輝いて見える事がある事すら知らなくて。目に見える全てがある意味真実だと信じていた。
憧れたあの人とは同い歳。
仕事に対して少しは成長出来たかなと思ってきた所で「女性はそろそろ結婚」なんて雰囲気がまだまだ根付いていて。
社会は大きく統計として見ても変わってきたのに、人の意識の根底はまだまだ変わらなくて。
大人になったら自由だと、早く大人になりたいと窓から見える綺麗に区画された広い空に願ったけれど。
見上げた空は、小さな額縁に縁取られたような空で。
「憧れた大人」な年齢になったけど、見上げた空は小さくなったなと、空自体に区切りなんてないはずなのに、見上げる空はやっぱり小さい。
夜は星の輝きに瞬きすら忘れる位に見上げていた空は、天と地の境目が分からないくらいの黒に埋めつくされて。
そんな事を考えながら食べ歩いたチョコミント アイスは、やっぱり大人な味がする。