アップグレードには専門的な操作が必要なわけではありません。
しかし、アップグレード時にデータの保存領域ではどのような変更が行われているのかを知らずに、操作を行う方が多く、データの損失を引き起こしているようです。
アップグレード時は元々のOSのデータ領域を完全にリカバリーして新たなOSを書き込みます。アップグレードの場合、新たなOSは元のOSよりも容量が多いことが殆どの為、(必要ディスク領域 Windows server2003:1.2 ~2.9 GB Windows server 2012:32GB~ 等)他のデータ領域にまでリカバリーを掛けてアップグレードしてしまいデータを損失している状態です。或いは、0.7~0.8KB以下のデータについてはHDDの管理領域へと直接保存されるため、OSアップグレードをすることで容量の少ないデータに関しては完全に上書きされてしまいます。
Window7以降はWindows oldといって、アップグレード時でも自動的にデータをリカバリーされない領域へと保存する機能がありますが、操作ミス(選択ミス)によってWindows oldを機能させずにリカバリーしているケースもあります。また、OSの保存とは管理領域へ上書きされるため、これまでの階層構造は完全に崩れてしまいます。その為、リカバリー後にOS以外のデータが残っていたとしても元のようにデータを読み出すことはできません。一度リカバリーをしてしまうと、元の情報は一切ないものとして新しい情報を書き込む操作となるため、データの復旧は非常に難易度が高くなるのです。
アップグレードだけでなくとも、「システム復元でリカバリーしてしまった」「誤って初期化(=リカバリー)してしまった」というお問い合わせは後を絶えません。システム復元はご自身で定めた一定のポイントまでOSやプログラムを復元することを指しますが、“リカバリー”の認識がないまま操作してしまうことが多いようです。また、初期化とリカバリーは同じであり、初期化をすれば管理領域の情報も全て上書きされることになります。
このように、アップグレードやリカバリーに関する知識のない状態で発生するデータ損失は、2015年7月のWindows server2003のサービス終了までに増加することが考えられます。
OSのサービス終了へ向けてアップグレードする際や、機器の不具合により初期化を実施する際は必ずバックアップを取ったうえで実施するようにしてください。サーバーをご利用の場合はスタンドアローンではないと考えられますので、ネットワークを経由してバックアップを取ることで時間を短縮できます。ネットワーク経由で情報漏洩を危惧される場合は他のパーテーション内に保存することも有効的です。
OSのサービス終了は突然発表されるものですが、実際の日時まで期間がある為、なかなかアップグレードに着手できず、気づけば期間が迫ってしまい、結果データを損失してしまう。そういったことが起きぬよう、前もってバックアップを取ったうえで計画的にアップグレードを行うようにしてください。
万が一「バックアップが取れていなかった」「そのままアップグレードしてしまった」といった場合は情報がこれ以上書き換わる事が無いようすぐにシャットダウンをしてお問い合わせください。
パソコントラブルは突然、予告もなくやってきます。
後悔先に立たず
ここからは、最悪の事態はまったく心配無用な有益情報です。
興味ある方はこちらへどうぞ。
URL:http://www.e-premium.jp
※ちなみに、『ブログを見た!』とコメント入れていただければ
気持ちばかりの割引特典ありデス。
おかげ様で売り上げ好調!!
URL:http://www.e-premium.jp