北京五輪、昨日は2人の金メダル候補の明と暗が分かれた結果になった。

ジャンプ女子のエース、高梨沙羅は金メダルはおろかメダルに届かず4位。これまで3回の五輪で4位ー3位ー4位。。。
この人はどこまでも五輪の女神に恵まれない。

一方で男子モーグルの堀島行真は、予選1回目で失敗しながら、敗者復活とも言える予選2回目から巻き返し、決勝まで勝ち上がって見事銅メダル🥉を獲得。日本勢メダル第1号となった。

このまさに「明と暗」の二人。一体何が結果を分けたのか。
正直言って、本来持っている実力が足りないとは思わない。
しかも沙羅には今回、最大最強の敵、クラマーがコロナ陽性で欠場という予想外の追い風が吹いていたにも関わらず、本番でベストのパフォーマンスが出せなかった。最後まで、弱点である着地のテレマークを入れられず、4位。

一方でモーグルの堀島は予選を1回で通過出来ないという予想外の危機から、予選2回目からは終始攻めの姿勢を崩さずに、今季ワールドカップ全戦で表彰台という勝負強さをこの五輪本番でも発揮して、最後に銅メダルを勝ち取った。

沙羅には何が足りないのか。。やはり「運」?
しかし、運というのは勝者に相応しい実力がない者には訪れない。あくまで表彰台に上る地力がある上で味方になってくれるものだ。
それがよく言われる
「持っている」ということだ。

沙羅は最後まで、弱点のテレマークを克服し切れなかった。そういう意味では、勝者に相応しい実力がほんの少し足りなかった、と言ってもいいかもしれない。
ただ、そうは言っても、高梨沙羅、という選手が女子のジャンプ史上に永遠に名前が刻まれる偉大なジャンパーであることは誰もが認めるところだ。
試合後に
「もう私が出る幕ではないのかもしれない」
と話した高梨沙羅。
しばらくはゆっくりして、それからまた「持っている選手」を目指すのかどうか、あまり自分を責めないで休んでほしい。

堀島くん、おめでとう㊗️

沙羅ちゃん、お疲れ様❗️