今日、男子テニスATPツアーの最新ランキングで、
錦織圭はトップ50に復帰、49位と発表された。

パリバ・オープンで2回戦敗退してランキングアップは難しいかと思っていたが、
パリバではトップシードが最後まで残れず、想定外の勝負が多かった為、ランキングの乱高下があった。
逆を言えば、今のATPツアーで絶対、と言えるのはジョコビッチくらいで、あとは100位以内の選手ならATPツアーレベルで誰にもチャンスがあるということ。

新ビッグ4の時代になるかもと思われた、
メドベージェフ
ズべレフ
チチパス
ルブレフ
も、本家ビッグ4の全盛期に比べればまだまだ。
また、若手に世代交代しそうな雰囲気はあるものの、
パリバでのディミトロフやマレーの活躍を見ると、錦織世代もまだまだトップレベルでやれることを証明している。

今のプロテニス界🎾は、男子も女子も完全に乱世。そこそこ実力があって、多少の運に恵まれれば、誰にでもビッグトーナメントに勝つチャンスがある。

ただ男子の場合は、来年は今年のようなことはないだろう。
若手の実力者たちは、ある程度淘汰されて、トップ10〜20に定着する選手と50〜100位で落ち着いてしまう選手と分かれていくような気がする。

そして、我らの錦織圭も来年こそキャリア2度目の全盛期が来るか、今のように50位前後の選手で終わってしまうか、本当に勝負の年になると思う。

テクニックは衰えていない。
フィジカルはまだトレーニングでカバーできる。
あと重要なのは、グランドスラムは勿論、ツアーの大会で常にシードがつくような順位にいられるかどうか。これは、対戦相手に恵まれ、かつ体力的にセーブ出来る、という極めて重要な要素。
だからこそ、今年の残りのトーナメント、来年初めのトーナメントは大切に、気合いを入れて戦ってほしい。

今の男子テニス界🎾なら、まだ、錦織圭がトップ10に戻るチャンスはある。
しかし相当の覚悟と努力、そして少しの運が必要だ。

そうすれば、再び錦織圭が表舞台で脚光を浴びる姿を私たちも見られるはずだ。