ATP1000 インディアンウェルズ大会、錦織圭の初戦(2回戦)は、

6ー4
4ー6
7ー6

のフルセット、2時間半の激闘の末に
アドリアン・マナリノ🇫🇷
をかろうじて下して3回戦進出を決めた。

正直言って、第2セットを落とした時には

「げ、また今日も負け試合かも」

と思ったし、第3セットの終盤、5ー5からブレイクされた時には

「終わった。。。」

と、「今日は記事書かない」という気分になるくらい、典型的な負け試合の流れだった。

5ー6の土壇場でブレイクバックしてタイブレークに持ち込んでも尚、
「今日はダメ。勝つ試合じゃない」
と覚悟したのだが……

タイブレークに入ってからは、開き直ったのかなんだか、急にプレーの質が上がって最後の最後で勝ち切ってしまった。

勝負は本当に最後のポイントの瞬間まで分からない。

今日の錦織はいつもに増して最初からアグレッシブで、リターンでも相手のセカンドサーブには殆ど回り込んで勝負するなど、とにかく積極的なテニスが目立った。が、その割に特にフォアハンドの精度が悪く、アンフォースト・エラー(凡ミス、UE)がいつも以上に多かった。

その上ファーストサーブの確率も今年の中では低く、全体的にミスの多い試合で、それがあと一歩で負けというところまで試合を難しくした。

終わってみても
「こんな試合で良く勝ったな」
と思えるほど、試合内容は褒められたものではないが、こんな試合でも最後に勝ちに持って行ってしまうのがトップ10選手なのかなぁと思う。

何とか勝ったおかげで、今日やろうとしたことの修正点、サーブの改善など、見直す時間を得て次の3回戦に臨めるのはラッキーだ。

相手は
フランス🇫🇷のルカ・プイユ  又は、ドバイで苦杯を舐めたポーランド🇵🇱のホルカシュ。
どちらも簡単ではない。
もしまた今日のような試合をしたら間違いなく負けるだろうが、錦織なら必ず良い方に調整してくるだろうし、もしホルカシュなら、2大会連続で同じ相手に負けることは許されない。

今日は「試合に負けて勝負に勝った」ゲーム。
次は必ず本来の錦織圭のテニス🎾をして実力で勝って欲しい。

とにかく今日は心臓に悪い試合だったわ😆😆😆