東寺の話グラサン


弘法市の前日に出店の申し込みに行きます。


申し込みは電話もメールも❌
前日に行って用紙に名前や住所を書いて提出する江戸時代からそのまんまの感じ。。😆

なので前日と当日の2日連続東寺を訪れることになるのです。


申し込みを終えると必ず食堂(じきどう)にお参りします。

こちらの十一面観音様にご挨拶をして、昭和5年の火災で損傷され炭のようになってしまった四天王様に「熱かったでしょう」とお声掛けしてから亡くなった親や伯母の御施餓鬼を書きます。


次は御影堂(みえどう)へ🚶‍♀️

ここは弘法大師様が住んでいらっしゃった処で、現在も毎日弘法大師様のお食事やお茶をお供えする生身供(しょうじんく)が行われています。

御影堂の外の毘沙門天、弁財天、大黒天様方、座ってらっしゃる小さな弘法大師様に「明日の弘法市お世話になります」とご挨拶🙏


そして贔屓という亀に似た石の珍獣の頭が太陽で物凄く熱くなっているので「暑いね大丈夫❓」と撫で、御影堂を出る。

何故東寺で出店することに興味を持ったのか。。。
前日も当日も体力的に凄く大変なのに。。
それはたぶん東寺の中にいると時代をタイムスリップしたような感覚になるからのような気がする。

平安~鎌倉時代の国宝だらけで世界遺産の境内で、何十年も出店している店も東寺で商いしていることに誇りを持ってるような気が。時々アカン振る舞いをする爺さん店主がいるが、そういうのはダメ見本を弘法大師様が見せてくれたと思うことにしているウシシ


今コロナで外国人が全く来ない弘法市。

外国人が好みそうなちょっと怖い市松人形を並べている骨董屋の奥にじーっと座って暑さに耐える店主。今は違う物の方が売れるのに、商品の内容は変えようとしない。いらっしゃいませも言わない。

昭和露店商のプライドなのか、別に買うて貰わんでもエェわい的な感じもする。

そういう人生を観察してるのも面白い

ニヒヒ

弘法市の間、1日車を止めている場所にある朱色の低~い柵にも平安時代と書いてあるポーンだからやっぱり凄いお寺どす👘