昨年の5位のカープと6位のヤクルト
ここまでの差がつくとは
正直思いませんでした。
結論から言いますと
亡くなられた野村克也さんが
「金よりも人を残す」を実践された
功績にある…そう見ます。
以下は
ヤクルトのスタッフです（20名）
青字は
私の記憶では野村門下生です。
監督 22 高津 臣吾
ヘッドコーチ 76 宮出 隆自
投手コーチ 89 伊藤 智仁
投手コーチ 98 石井 弘寿
打撃コーチ 74 杉村 繁
打撃コーチ 82 松元 ユウイチ
内野守備走塁コーチ 75 森岡 良介
外野守備走塁コーチ 73 福地 寿樹
バッテリーコーチ 83 衣川 篤史
二軍監督 88 池山 隆寛
投手チーフコーチ 77 尾花 高夫
投手コーチ 72 小野寺 力
投手コーチ 84 松岡 健一
打撃コーチ 78 大松 尚逸
打撃コーチ 85 畠山 和洋
内野守備走塁コーチ 80 緒方 耕一
外野守備走塁コーチ 81 佐藤 真一
バッテリーコーチ 87 福川 将和
育成チーフコーチ 95 土橋 勝征
育成投手コーチ 92 山本 哲哉
次にカープをどうぞ（19名）
監督 88 佐々岡 真司
ヘッドコーチ 79 河田 雄祐
内野守備・走塁コーチ 90 玉木 朋孝
外野守備・走塁コーチ 75 廣瀬 純
打撃コーチ 83 朝山 東洋
打撃コーチ 91 迎 祐一郎
投手コーチ 82 横山 竜士
投手コーチ 74 永川 勝浩
バッテリーコーチ 76 倉 義和
二軍監督 71 高 信二
内野守備・走塁コーチ 80 山田 和利
外野守備・走塁コーチ 93 赤松 真人
打撃コーチ 92 森笠 繁
打撃コーチ 72 東出 輝裕
投手コーチ 73 小林 幹英
投手コーチ 86 菊地原 毅
バッテリーコーチ 84 植田 幸弘
三軍統括コーチ 78 畝 龍実
投手育成強化担当 87 澤﨑 俊和
人数的には変わりません。
優勝経験者も両チームいますが
残念ながら日本シリーズで激闘を制し
日本一を経験したのは圧倒的にヤクルトの
首脳陣に軍配があります。
今年、ヤクルトの一番変わったのは
故障者が非常に少なくなったこと。
そして雄平と坂口、内川と言うベテランに
頼らなくても
選手の全体的なレベルが向上したことだと思います。
特に投手陣を含めたバッテリー…
この成長が大きいです。
昨日の試合でも
投手の今野、大西…
今野は勝ち運のある中継ぎ投手ですが
楽天を解雇になりヤクルトに入団し
「もう後がないから…」と毎日
必死に生きた選手です。
今でも、戦力外の一番手は自分と
言い聞かせ、とにかく必死のようです。
ケムナや島内にその様な悲壮感がありますか？
今日ダメなら、明日がある…
その様にしか見えない気がします。
今野と同じ楽天にいた
菊池保も同様です。
楽天の梨田監督時代は
セットアッパーとして期待されましたが
その期待を裏切りカープへのトレードに。
移籍一年目は期待に応えましたが
昨年はストッパーとして期待されるも
その期待には応えられず
今年も、投げてみないとわからない内容です。
ヤクルトの投手陣の好調さは
全体的なレベルが上がったことにあります。
なかでもコントロールが安定しない投手は
二軍でも登板機会を失ってしまうこと。
左腕で中尾と言う投手が数年前には一軍で
起用されてましたが、いい球を投げるのに
コントロールが安定しなために
来期の構想から外れる可能性があります。
そのくらいにレベルが上がっています。
野手では渡辺、元山（新人）、宮本など
昨年は存在しないに等しい選手が
今や不可欠なバックアップ要員として
ベンチにいます。
特に渡辺の肩は鈴木誠也と同レベルのもので
見応えがあります。
話が前後しますが
今年から尾花さんが二軍投手コーチに復帰してます。
横浜監督としては成果が出ませんでしたが
投手コーチとしての指導力は高く
二軍の投手が、かなり向上しています。
その中の一人に育成ですが
丸山という長身の右腕がいます。
150キロ超えのストレート
チェンジアップ、スライダー…
短いイニングを専門に投げてましたが
この丸山の凄さは、投げるたびに精度が増した
コントロールです。
彼は今年かなり成長したようです。
この秋の状況次第では、支配下されるでしょう。
それとヤクルトの二軍は
カープの人軍よりもレベルが高いです。
驚いたのは捕手のレベル向上。
捕 手 2 中村 悠平
捕 手 30 西田 明央
捕 手 32 松本 直樹
捕 手 33 内山 壮真
捕 手 45 嶋 基宏
捕 手 57 古賀 優大
捕 手 59 大村 孟
青字がファームいますが
なかでも内山…高卒二年目ですが
カープの中村より完全に上です。
昨年までのヤクルトであれば
間違いなく一軍で起用されてます。
なぜなら、ヤクルトは深刻な捕手不足状態で
カープの磯村も調査対象になったようです。
それだけケガの多いポジションですが
今年のヤクルトは中村がどしっと安定したことにより
西田の出番が全くと言っていいほど無くなりました。
松本はファームでは安定した成績を残してますが
一軍に呼ばれもしません。
カープなら一軍はあったでしょう。
林、羽月、小園などの若手の抜擢や成長はありますが
昨日までのマツダスタジアムでの3連戦を見て
点差以上に引き離された展開に
ヤクルトとカープの質の違いを感じました。
これは首脳陣が野村克也さんに
厳しく教えられた野球観を
指導者になって受け継ぎ
現場で多くの選手に説いてきたから…
その様に思います。
ヤクルトの指導者の特徴は
選手の長所を伸ばし、ある程度の時期が来たら
野球とは…ただボールを投げて打って走るのでなく
相手との駆け引き、状況判断、イニングを追うごとの心理など
徹底して教え込み
「野球人たる前に社会人たれ」と言う野村の遺訓が
根底に植え付けてあるのだと思います。
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