ここまで他球団から交渉のない木村。
そんな彼が、なぜ思い切ってFA宣言をしたのか。
それもカープから来季が保証されているのにも係わらず…
考えられるのは
どこかの球団から、それなりの獲得に近いオファーがあったから。
それしか考えられない。
その球団が、どこかは知る由もないが
木村ほどの冷静で客観視できる人間が、どこからも声の係らない状況で
今回のような思い切った行動に出るとは思えないからである。
ましてやカープとの交渉期間で、「FA宣言したら残留は認めない」という言質があっただけに尚更である。
私は前回のブログで西武への入団の可能性を示唆したのだが、この期に及んでも、それらしき報道がない。
また他球団から、木村云々の話も伝わってこない。
おまけに、先日のカープファン感謝デーにも参加していない。
にわかにカープ残留云々という話が漏れ伝わっているが、それは無いと思う。
なぜなら、我々の企業でも同じであるが
ここまでの行動を起こした社員に、救いの手を差し延べるというのは結構難しい話になる。
(私も過去に同様な経験をし、結果は思わしくなかった)
もし木村にフロントが手を差し延べ、残留となったとしよう。
緒方監督は相手にしないと思う。
現場の監督は、FA宣言をした時点で次の手を打ったからである。(安部、上本、庄司の育成)
ましてや球団が、「FA宣言後の残留は認めない」と今回は表明しているだけに、余計に話が難しくなってくる。
小窪や赤松の心中もあろう。
結論は、木村に、どこからもオファーがなければ
事実上の引退という選択肢しかないのが現状である。
わずかな救いが無いとは言えないが、史上初のFA宣言した大幅年俸カットの選手になる可能性が高い。
宣言時点では、どこかと話が出来ていると思った木村昇吾ではあるが、まさか確証なく自分の未知にかけたのであれば、相当な嫌な思いを持ったのであろう。
それとも、昨年オフに初のFA権を手中にしたとき、それなりのオファーがあったのに、勢いで残留宣言した妙な自信が裏目に出たのかも知れない。