香典返し
49日が終わると…忌明けしました…葬儀の時に、香典や供花、励ましの言葉をいただき、本当にありがとうございました…これからも宜しくお願い申し上げます…との気持ちを込めて、相手方に贈り物をするものを香典返しと呼ぶ。
この習慣…もうかなり古いもので、一種の文化になっている。
昔は、バスタオルやシーツ・洗剤などが主流であったが、今では商品券が定番。
頂く方も…商品券はありがたい。(-^□^-)
頭を悩ます必要もないし、戴いた香典の半額をお返しするなら、その方がいいと思うのが人情でもある。(自分がされて嬉しいことを相手にもの気持ちであるから・・・)
少額の方と言えば 失礼にあたるが、2000円とか3000円の方には、1000円とか1500円の商品券を、送るのは失礼…との声もあるのだが、戴く側は ひょっとしてその方が喜ばれるかも知れない…('-^*)/
さて、大変なのは進物業界である。
商品券などが 勢いをつけてしまうと、商売にならないから・・・
いまでも目にするのが、カタログでお選び下さい…という物。
商品券に対抗するために考案されたのだが、大半の人は正直…飽きてきている。
(商品に利用価値が少なかったり、有効期限の問題など…)
ギフト券も持て囃されているが、デパートの包装紙の知名度に負けたり…
側から見ていると…この香典返しも 一つの戦争のようになっている。
デパートは 全国共通券のみの販売ではメリットが薄い。
ナゼなら…どこで買い物してもいいわけだから、そのデパートで買物をされる確率が低くなるため…
出来れば、自分の所にある商品券を買ってもらいたいのだが、送る方は 受け取る方のメリットも考えられるので難しいこともある。(>_<)
(受け取る方の近くにはデパートがないナド…)
片や…ギフト店は、商品券でなく商品を販売したい…しかし高額な香典を戴いた人へのお返しで商品を選ぶとなれば…相当に頭を悩ますものである。(´□`。)
それだけに ギフト券や商品券を抱き合わせた 営業スタイルが重要の様である。
最近では葬儀業者が…葬儀当日に即日返しというものを始めている。
弊社では行っていないのだが…あれは…考えものである。
一度現場を見たが、帰り際にお返しを受け取るシステムになっており、金額別になっていた…
あれは少し考えさせられた…(ノ゚ο゚)ノ
香典の金額で同じ喪服を着た人たちが 商品別???に 並ばされるのだから…
印象は良くなかった。
(また、金額によっては 後日また手配しなければいけないこともあり、即日返しの意味をなさないので、営業する葬儀社はメリット・デメリットは お客様にハッキリさせなければならない…)
弊社では家族葬が主流のため、香典返しを後日行う葬儀自体が少なくなっており
これからの葬儀文化の一つ…香典返しは どの様に世間の方から扱われていくのだろうか…
ひょっとして、この商品券が定番化するのでは…
ナゼなら…49日のお返しだからと言って…
別に、深い意味はないのだから・・・
(アレにしなければ…コレにしなと…と、言う…)(ノ゚ο゚)ノ
それでは…また次回お会いしましょう…
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