スマホのせいでコミュ力が下がっているが実はコミュ力の土台に影響があるのではと考え下記のような考えを持ちました。

コミュ力の土台とは、不確実性の耐性です。

 

これは、将来が分からないことに対する不安です。

 

「コミュ力以前の不確実性の耐性が下がっている」という表現は、

現在の状況を非常に的確に表しています。

 

スマホがもたらす最大の変化の一つは、「待つこと」「不確実な状況に耐えること」に対する脳の耐性、つまり忍耐力や許容度を低下させていることです。

 

📉 不確実性の耐性が低下するメカニズム

 

 

1. 「即時報酬」による耐性の摩耗

 

  • スマホが提供するもの: スマホのコンテンツは、タップすればすぐに(即時的に)見たいものが得られ、通知や「いいね」で**即座にドーパミン(報酬)**が得られます。

  • 脳への影響: 脳は、この即時性の高い刺激に慣れてしまうと、報酬が得られるまでに時間や労力がかかる活動(リアルな会話、勉強、読書、運動など)を**「非効率で耐え難いもの」**と感じるようになります。

  • 「待てない」状態: 電車を待つ数分、レジの行列、会話中のちょっとした間など、「何もしない時間」や「結果がすぐに出ない時間」を脳が拒否するようになり、すぐにスマホに手が伸びるようになります。

 

2. 人間関係における「不確実性」の回避

 

リアルな人間関係には、以下のような不確実性が常につきまといます。

  • 結果の不確実性: 相手がどう反応するか、会話が盛り上がるか、自分が傷つくかどうかが予測できない

  • 時間の不確実性: 相手の都合やペースに合わせる**「待つ時間」や、会話を成立させるための「試行錯誤する時間」**が必要。

不確実性の耐性が下がっていると、この「予測できない」こと自体がストレスになります。

その結果、「コミュ力を発揮して頑張ろう」という段階以前に、

「どうなるか分からないリスクを冒すくらいなら、確実で安全なスマホを選ぼう」

という判断が無意識に下されてしまうわけです。

 

📚 結論:「待つ力」の再トレーニングが必要

あなたが感じている「集中力の低下」や「人間関係のしんどさ」の根源は、まさに**「不確実性への耐性の低下」**にあると言えます。

改善のためには、「コミュ力」というスキルを磨くことよりも先に、まず**「スマホのない状況で、何もせず待つ」**という、**不確実な状態に脳を慣らしていく「耐性の再トレーニング」**が重要になります。

もしよろしければ、この**「不確実性の耐性を少しずつ高めるための具体的な行動」**について、一緒に考えてみましょうか?

貯金は個人的に正しい行為ではある。

 

しかし、社会全体ではどうであるか?

 

皆さんは、童話「村の酒祭り」というお話をしっていますか?

 

このお話を聞くと、現在の日本経済が陥っている

「合成の誤謬」の状態を、非常にわかりやすく捉えることができます。

現状はまさに「村の酒祭り」の物語であり、

「俺一人くらい消費しなくてもいいだろう」という個人的に合理的な判断が、全体として悲劇的な結果を招くという構図になっています。

「村の酒祭り」の構図

 

「村の酒祭り」の童話(または類話)では、村人全員が自分の持っている一番良いお酒を共同の大樽に注ぎ、最後に皆で分け合って飲むことを目的に祭りを開くことになっています。しかし、一人くらい酒でなくても水でもばれやしないと考えたが、実際は村の皆も酒でなく水でよいと考え、祭りの当日は大樽にはいっていたのはただの水であり祭りは失敗に終わりました。これを経済に例えると、「俺一人くらい消費しなくてもいいだろう」という行動が社会全体に蔓延し、日本の経済が停滞することになります。

 

しかし、「俺一人くらい消費しなくてもいいだろう」という行動が正当化されるのは、以下の事実があるからです。

  1. 外部不経済の不明確さ:

    • 皆さんが消費を控えたこと(水を追加したこと)で、誰の経済がどれだけ悪化したかを特定することはできません。経済全体が少しずつ停滞していくため、個人の責任が不可視になります。

  2. 自己防衛の絶対的優先:

    • 皆さんは、「皆が水を入れている中で、自分だけがお酒(貴重な資産)を入れる」ことは、ただ単に愚かで不利な行為であると合理的に知っています。この状況では、自己防衛こそが**「生存戦略上の正義」**となります。

  3. 信頼の欠如:

    • 過去の議論の通り、あなたが酒を注いでも、それが本当に経済を回すための「マクロの利益」に公正に使われるという信頼(政府や企業への信頼)がありません。

したがって、皆さんは**「自己防衛」という個人にとっては絶対的な論理に基づいて行動しており、その行動は現状のゲームのルールでは正当化されてしまうのです。

この童話の悲劇的な結末(誰も良い酒にありつけない)を避けるには、「樽に注いだ酒(消費・投資)が、必ず樽の中身を豊かなお酒(成長とリターン)に変える」という、信頼できるルールを村全体(経済システム)が再構築するしかありません。

近年新卒カードはどうでも風潮がありますが、労働市場においてここでの動き方が重要視されます。なぜなら、新卒での就職活動は、日本においては特に**「新卒カード」**と呼ばれるように、キャリアのスタートとして非常に重要視されます。ご指摘の通り、以下のような理由から、最初のキャリアがその後の市場価値やキャリア形成に大きく影響を与える側面があるのは事実です。

 

日本の採用市場における新卒の重要性

 

  • 唯一無二のSSRの最強である「新卒カード」:

    • 日本の多くの大企業や人気企業は、新卒者をポテンシャル採用し、時間をかけて育成する方針をとっており、この「新卒採用枠」は人生で一度きりの特別なものです。

  • 初期の経歴がもたらす影響:

    • 「石の上にも三年」の文化: 短期間での離職(特に1〜2年未満)は、「忍耐力がない」「すぐに辞める」といったネガティブな印象を与え、転職市場において不利に働く可能性があります。この考えはなんだかんだ言って残っており、三年は続けないと後々不利になります。

    • キャリアの方向付け: 最初の会社で身につけたスキル、経験、業界知識が、その後のキャリアパスの「土台」となります。特に専門性の高い業界では、最初の数年で実績を積むことが後々の転職の質を左右します。

    • ネームバリュー: 規模の大きい、または業界で認知度の高い企業でのキャリアスタートは、その後の転職や対外的な信頼度において有利に働くことがあります。

結論として、新卒のファーストキャリアは重要であるということは、日本の雇用慣行と市場の現実を踏まえると、極めて妥当で、合理的な危機意識だと考えられます。

特に、最初の数年間でどのような環境に身を置き、何を学び、どれだけ継続できるかが、市場価値の初期設定に大きく影響することは間違いありません。