同郷とは | 相続書士® 青木克博

相続書士® 青木克博

福井県内唯一の相続専門事務所

難しそうな顔して相談に来たおじさん。

 

名刺をお渡ししてあいさつを終えても難しい顔をしています。

 

相談受付票に住所・氏名など必要事項を記入してもらい、

 

アイスブレイク的なことを仕掛けても、

 

小難しい顔をしています。

 

いらん話はいいから早く本題に入れよ的な・・・

 

歳は60前後の、清潔感ある男性。

 

顔だけがやけに難しい。

 

こ、これは、

 

ひょっとして大変な悩みを抱えているのかもしれない・・・

 

戸籍を持ってられたので、見せてもらうと

 

現住所は福井市在住の方ですが、本籍は大野市。

 

あいかわらず小難しい顔をしているので、

 

とりあえず、私から一言。

 

「僕、自宅は大野なんですよ・・・・」

 

その男性 

 

「なんやそうか。あんちゃん大野か、大野のどこや?」

 

でた・・・

 

「大野のどこや・・・」

 

大野出身の人に、大野ですって言うと、

かなりの確率で、大野のどこ?と返ってくるのですが、

 

とりあえず、私 

「〇〇の近くの〇〇の隣です」

と、どうせなので、かなり具体的に答えます。

 

その男性 

「へ~、そんなら、〇〇さん 知ってるか?」

 

私 

「あ、はい、よく知ってますよ、○○さん」

 

その男性

「そうか、そんなら △△さんは?昔世話になってね。。」

 

「あ、はい、△△さんは、近所です」

 

その男性 

「なんや、そうか、そんなら、信用できるな、あんちゃんに全部頼もうかなぁ」

 

と、いうことで、

 

内容を一つも聞かずに、

大野というキーワードと、○○さんと△△さんを知ってるということで、

ご依頼をいただきました。

 

おじさんも相当ご機嫌になったようにみえましたが、

 

このおじさんの難しい表情は、あまり変わりません。

 

どうやら、元々こういう顔なのでしょう。

 

同郷とは こういうものだ という お話でした。

 

大切にしましょう。

 

 

 

 

青木