故人と会話する方法 | 相続書士® 青木克博

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私が幼いころ、

(たぶん幼稚園くらい)

 

亡くなった人と会話する方法を

 

ひおばぁちゃんから伝授してもらいました。

 

ひおばぁちゃんは、

 

お仏壇にお参りするとき、

(私もよく横に座ってお参りしてまして)

 

お仏壇に向かって

 

聞こえるか聞こえないかくらいの声で

 

ぼそぼそと独り言を言うのです(お経とは別に)。

 

何言ってるん?

 

と、たずねると、

 

「話し してるんや」

 

と言う。

 

「誰となん?」

 

と、聞くと、

 

「おじいさんや」

 

と。

 

(そのおじいさんは、その昔亡くなっていて、私は見たことがないのですが)

 

おじいさんとは、いろんな会話ができるらしい。

 

だから、

 

おらんでも、ちっとも寂しくはないんや と。

 

困ったときは、

話ししたら 答えてくれるし、

 

楽しいときは、

話ししたら、喜んでくれる らしい。

 

だから、

いつでもそばにいるのとおんなじなんやと。

 

すごいな、ばあちゃん。

 

その時は、ただ、そう思っていたように思います。

 

「ホントか」

 

とか、

 

「そんなん うそやん」

 

とか、

 

そう言う感じでなく、

 

ばあちゃん すごいな。

 

と、感じていたことを今でも思い出します。

 

 

その、会話の方法ですが、

 

「何で聞こえるん?」

と 聞くと、

 

亡くなった人の声は、

 

耳で聞いたら あかんのよ。

 

ほんとに聞こえる訳ないんや と。

 

こころで聞くんやと。

 

語りかければ

そりゃ、なんでも 答えてくれる。

 

耳で聞くときは、

年取ると、だんだん聞こえにくくなるけど、

 

心で聞くと、

年取るごとに よー聞こえるようになるや と。

 

生きてる時より、

たくさん会話してるんや と。

 

園児の私は、

人は、年を重ねると、

超人か仙人になるんやな 

と 思っていました。

 

 

今では、私が、

そんな ひばぁちゃんと、

こころの会話をしています。

 

 

 

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