昨日は講演ダブルヘッダーでした。
午前中は、10時から、
永平寺町の社会福祉協議会主催の福祉総合相談所公開セミナーで
『老い支度講座』
終活関連のお話を中心に、生前整理や相続について。
こちらは、地元ケーブルテレビの取材が入ってまして、
90分間ぶっ通しでカメラが回っていたので、
どことなく、ぎこちなかったかもしれません(笑)
そして、午後2時からは、
福井市内を通り抜け、海沿いまで移動して、
鷹巣公民館主催の高齢者学級、寿大学の開講式で講演。
『エンディングノート』 についてお話させていただきました。
地域の高齢者30名を超えるご参加でしたが、
実際エンディングノートを初めて手にされた方も多く、
非常に喜んでいただきました。
また、講演の最後には、
こんなのが欲しかった、いいもの貰えた!ありがとね。
と かすれる声を振り絞って
頭を下げてきたおじいちゃんがいました。
実は、このおじいちゃん、
講演中、私がずっと気になっていたおじいちゃんで、
他の皆さんは、ちゃんと学校形式で長机に2人かけで座ってるのに、
一人、窓際の机の無い所に椅子を置き、
他の人とは、離れて、講演を聞いていました。
いわゆる外野のファールゾーンにいるボールボーイみたいな感じ
昔から、ちょっとやんちゃな感じだったのかもしれない、
この人、話の内容、わかってるのかな~ と思いながら、
話を進めていたんですが、
帰り際に、唯一声をかけてくれたのが、このおじいちゃん。
深々と頭を下げて、ありがとうと言っていただけました。
いや~嬉しかったですね~。
人はそれぞれいろんな事情を抱えています。
障害のない人生なんてありません。
でもそれを克服しようとする姿は美しい。
何かを秘めているように思えてしまう そのおじいちゃん。
いつまでもお元気で過ごしていただきたいですね。
相続書士® 青木克博