私は、終活関連のセミナ―をする場合、
必ず、終活度チェックというものを参加者のみなさんにやってもらいます。
10項目のうち、いくつできているかで、
4段階に分類します。
私のセミナーでは、
「いつ死ぬかわからない」が、口癖のセミナーです。
これから、ゆっくりがんばります、に対して、
今死んだらどうするの?が、テーマみたいなものです。
人は、いつ死ぬか分からないわけですから、
いつ死んでもいいように準備しておくのが終活。
死に至らなくとも、
認知、要介護、など、終活ができない状況になることも含め、
準備しておかなくてはなりません。
年齢なんて関係ありません。
いつ死ぬか分からないのは、皆同じです。
そこで、
もし、今日死んだとしたら、
どうでしょうか?
誰か困る人はいませんか?
家族はすぐに日常生活に復帰できますか?
家族を路頭に迷わすような旅立ち方はなんとしても避けなければなりません。
という仮説のもと、
終活チェック10項目をやります。
9~10項目できている人、
これが、最上部に位置する「有終クラス」
これまでのセミナーでもほとんどいませんが、
このクラスの方は、
いつ死んでもOKです。
当然、これは、もう死んでいいという意味ではありません(笑)
もし、突然何かあっても、残された家族は大丈夫という意味です。
できれば、元気なうちに、
この状態までもっていっていただきたいものです。
6~8項目できている人、
有終クラスの次に位置する「それなりクラス」
それなりの死を迎えられます。
これは、残された家族もそれなりに対応できるという意味です。
4~5項目、一番ここが多いのですが、「やっかいクラス」です。
今、死なれると、ちょっとやっかい というクラスです。
そして、0~3項目、
これは、「崩壊クラス」
今死ぬわけにはいきません。
長生きして、終活を進めていかなくては、
まわりが、家族が崩壊してしまいます。
何も聞いてない、なんでこうなってるの? なんで言ってくれなかったの?
って感じのパターンでしょうか。
と、こんな 終活チェック を やったりしてセミナーは
毎回 盛り上がってます。
(10項目についてはちょっとここでは言えませんが)
これから、ゆっくり終活やろうなんて、思っていても、
いつお迎えが来るかわかりません。
健康管理や体力作りは、当然大切ですが、
不測の事態は いつ 誰に起きるか分かりません。
そこに備える危機管理は、
終活にとって重要な心構えです。
相続書士® 青木克博