これからは、確実に相続の質が変わる。
不動産を残せば、重宝された時代もあった。
資産価値あるのもを残せば良かった時代もあった。
でもそれは、今までの話。
ものにあふれた時代に育った私たち世代の相続人は、
相続財産と言われても、みなが欲を出すとは限らない。
いるか、いらないか、
それは、遺産価値での判断ではなく、
自分を取り巻く総合価値での判断。
ものを 追究するでもなく、
関係性を追究するでもなく、
少しでもストレスかかるようならすべて放棄する道も選ぶ。
資産がいくらあろうとも、
いらないものはいらない。
「無い」より、「あった」方がいい時代は もうとっくに過ぎていて、
できれば、「無い」に越したことはない。
資産価値は、その程度の価値になってくる。
わずらわしい関係性があるくらいなら、
しがらみを断てるなら、
迷うことなく、放棄を選ぶ。
家族との歩みをあきらめ、
逆に、破門を喜び、歓迎し、
家訓、伝統、文化、を 断つことを
徳のように重んじられる世の中が顔をのぞかせている。
相続の価値。
本当に大事な部分を忘れてはいけません。
資産価値ばかりに目を奪われると、
とんでもない方向にいってしまいます。
相続書士® 青木克博