私は講演に呼ばれる際に、いつも自分に課している課題があります。
今日は、ちょっとその辺りを書きたいと思います。
一般的に、私が呼ばれる市民講座的な講演会や講座の講師は、
参加されるほとんどの人は、
どこのだれが来て、何を話すのか知らない状態で会場に来ています。
渡されたレジュメや、講演案内を見ても、
これ誰? どんな話しするの? え~相続か? 難しくてつまらなそう??
っという感じだと思います。
有名な方が講演に来るようなワクワク感とは全くかけ離れた状態で会場に来ています。
そこで、
私としては、そこを打破して帰りたいわけです。
一番、嬉しいのは、やはり、
企画した担当者が喜んでいただけることでしょうか。
これは、他の参加者の声が、「来て良かったわ~」 「いい話だったわ~」と、
企画担当者に伝わることで、この先生呼んでよかったと。
ほっと、肩の荷も下りる訳です。
どのようにそうなるように持っていくか。ですが。
こういう講座の場合もともと、あまり、期待はされてません。
公民館や、団体はある程度講師代の相場が決まっていて、
1時間、数千円ってところも普通にあります。
担当者側も無理は言えないのです。
(内容はもとより、何とか時間内お話ししてもらえますか的な)
実は、これがチャンスなのです。
ここで、全力投球する講師はほとんどいないようにも思います。
独自化を図るには絶好のチャンスです!!
独自化が図れれば、その後どう生かすかは自分次第ですね。
リピートでどんどんつながり、口コミも重なり、相談も増えていきます。
難しい制度の話しや法律の話しをしても、
企画担当者が喜ぶ結果が見えないのは当然です。
当たり前のことですが、
アイスブレイクは大切。
ここは、一番考えるかもしれません(笑)
高齢者の場合、5分くらい使って、体操することもあります。
声のおおきさ、トーン、終始の笑顔(^_^)も 大切。
それから話しの内容ですが、
これは、高齢者だからと言って簡単にしすぎると逆に失礼にあたります。
(熟練された豊富な経験をもつ先輩にお話するわけですから)
相手が、婦人会の場合、
ここは、私のストライクゾーンですので、
1時間もあれば、会場と仲良しになれます。
何を仕掛けるか、どう喜んでもらうか。
何の仕事でも同じですよね。
もともとそこまで期待されていないし、
求められてもいないんですが、
そんな中で、費用対効果の問題でなく、
全力でぶつかると、
『そんな一生懸命やってくれるとは思ってなかった』
と、うれしい言葉をいただけます。
相続書士® 青木克博