十色。 | 相続書士® 青木克博

相続書士® 青木克博

福井県内唯一の相続専門事務所

今日は相続診断士の福井例会(ランチ付き)に出席し、事務所に戻った後で、

相続のご相談が3件立て続けにありました。

最初の一件はややこしい感じ。

次の一件はもう少しややこしい感じ。

最後の一件はさらにややこしい感じ。


素直な感じに手続きが進みそうな案件ではありませんでした。

ただ、今回の相談はどれも、もめている訳ではありません。

その前段階です。

どういうことかというと、

これら、よくある事例としては、

いろいろありますが、

相続人の1人が音信不通だったり、

戸籍上、知らない相続人がいたり、

財産の内容が何もわからなかったり、

相続人の1人が認知症だったり、

相続人の1人が海外にいたり、

相続人の1人が幼児だったり、

こんな事情がある相続は、

まだ遺産分けの話し合いのスタートラインにも立ってないわけです。

どうしても手続きの長期化が予測されます。

生前に何らか対策があれば、、、


と、嘆いても遅いので、

地道に進めていくしかありません。


みな、おっしゃいますが、

うちは財産そんな多くないから対策なんて必要だとは思わなかった。と。


多い、少ないの判断、間違ってませんか。


総資産100万円なら捨ててもいいんですか?

50万円なら捨ててもいいんですか?

何を基準に「うちは財産少ないから」って
判断するんでしょう。

対策とっておかないと、資産内容によっては遺族は一切財産に手をつけられない場合もあります。


うちは本当に対策は必要ないのか。

もう一度、身の回りを見渡してみましょう。