たまに、相談に来られたお客様と一緒に泣いてしまうことがあります。
相談員としては失格なのかどうかわかりませんが、
涙が出てきてしまいます (けっこうボロボロと)。
この仕事を10年やってますが、止まらない時は止まりません。
これに関しては、感情を移入しないとか、そんな高等技術は私にはありません。
実は、今日もそうだったんですが、
それには、
いろんな要素というか、引き金があります。
「故人の素敵な生き様」
「闘病の中で、苦しい中での家族への強い思いやり」
「死(旅立ち)への見事なまでの着実な準備」
「余命宣告をうけた後の本人と家族の美しい姿勢」
「突然の末期告知に対する受容のすばらしさ」
「家族にとってのその何とも偉大な存在」
「家族を深く溺愛した一歩一歩の軌跡」
などなど、泣き所なんて いくらでもあります。
相談に乗っている最中、
自然に涙が出てきます。
もらい泣きでなく、自分でかってに。
いろんなケースがありますが、
かわいそう的なものでなくて、愛の深さだと思います。
本気の愛の前には、格好はつけれません。
死を意識して、
死に直面して、
それを共に乗り越えてきたご家族にはいつも頭が下がります。
相談はちょっと横に置いておいて、
ただ、静かに『お疲れ様でした』と伝えたくなります。
『これからは、私たちの仕事ですから、少し休んでくださいね』 と。
相続書士® 青木克博