石川県金沢港大野からくり記念館 | オレンジの普通でHappyLife♪

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2015年7月に主人の転勤で大阪へ。
その後は埼玉(東京勤務)→金沢→埼玉(東京勤務)→金沢→大阪と毎年引っ越し転勤生活。
いつまで住めるかわからないので、後悔なく転勤先を楽しみたいです♪

醬油ソフトクリームを食べたあと大野お台場公園に寄り、続いて向かったのは石川県金沢港大野からくり記念館
金沢市大野町に住み、【加賀の平賀源内】と呼ばれた幕末の科学技術者・からくり師 大野弁吉の発明品や、日本独自のからくり文化を展示・紹介する施設です。
 
独特なデザインの建物は、内井昭蔵氏設計による北前船をイメージしたものだそうです。
 
違う角度からだとよりわかるようですが、出入り口からではわかりませんでした。
海沿いの道や、対岸などからはわかるのかな?
(お写真お借りしました)
 
入館料をお支払いし、消毒・熱を測り、先ほど買った魚介類やコートをコインロッカーに預けて館内へ。
後でお金は戻る仕組みです。
顔認証パネルで熱を測るものがあったのですが、何度やってもエラーに・・・なのでお姉さまに非接触体温計で測っていただきました。
その後お姉さまがやっていたようで、エラーの音声が何回も館内に流れていておかしかったウインク
 
いもほり藤五郎のぞきからくり
 
江戸後期に京坂ではのぞき、江戸ではからくりと言ったもの。
真ん中に並んだ小さな穴から中の絵や模型を見るものでした。
出し物は地獄極楽やお染久松、石川五右衛門、忠臣蔵などの物語などで、5、6枚の絵が節をつけた語りに合わせ入れ替わます。
当時の見物料は4~8文(現在の60~120円程度)だったそうです。
 
茶運び人形
ガラスケースの中にさらにガラスケースに入っているので、かなり光っちゃっていますが・・・。
構造は西洋から伝わった機械時計を応用していて、約30点ほどの部品からなり、動力となるゼンマイは金属製のものが作れなかったので、鯨のヒゲを使用したそうです。
 
どんでん返しと奈落の底の様子を模型で実演。

 

日高川入相花王清姫ガブ

ツノ出しガブと言い、始めは美しい娘の姿をしているが、仕掛け糸を引くことで口が裂け、金色の目を剥き、ツノが出てきます。

仕掛けはバネの応用で、バネにはセミ鯨の歯(通称ヒゲ)が、糸には三味線用の糸が使われているそうです。

 

和時計を作る様子。

西洋から伝わった定時法の時計は日本には合わなかったので、仕組みを勉強し、日本の不定時法や風土と習慣に合わせて作られたのが和時計だそう。

職人技が素晴らしすぎますキラキラ

 
采振り人形
紐を引っ張ると、からくり人形が采を振ります。
顔が怖いあせる
 
指南車
中国から伝わったもので、中国の皇帝が使用したものだったそうです。
車中央の歯車装置で、人形が一定方向を向くように左右の車輪の回転差をなくしているそうです。
 
館内には他にもいろいろなからくり人形が展示されていましたが、コロナの影響で動かせしていないものもあってちょっと残念でした。
またいくつもの木で出来たパズルなどがあり、お子さんと一緒に楽しめると思います(私は出来ないとなったらやらないタイプチュー)。
大野弁吉の生涯や功績、弟子の活躍なども紹介されていました。
弁吉は京都五条通り羽細工師の子として生まれ、20歳のころ長崎に行き理化学、医学、天文学、鉱山学、写真術、航海術を修得した後、対馬・朝鮮にも渡ったそうです。
中村屋弁吉が本名(中村屋八右衛門の長女・うたと結婚)ですが、大野の弁吉と言うことで大野弁吉と呼ばれるようになったそうです。
どの展示もとても興味深く、1時間近く観ていました。
 
入口に戻ると、先ほどとは違う女性の方が「良かったら、茶運び人形を動かしますが」と。
普段は主待つとか、子供が勉強に来た時とかに動かしているようですが、平日のこの日、特別に動かしてくださるとの事。
ではとお願いしたら、館長自らお話と実演をして下さいました。
 
まずは大野港の歴史、弁吉の生涯、からくりの仕組みなどをお話していただき、茶運び人形の実演です。
主人の声が入っていますが、お気になさらず(笑)

 

お顔が優しくて、美しいですね乙女のトキメキ

犬山に行った時に入館した、からくり展示館にいらっしゃった人形師さんの作品だそうです。

思わぬ偶然にびっくり~


 
館内で観て来たことをクイズにされたり、面白く説明していただきました。
また犬山に行った時の話をしたり。
主人も私も館内で得てきた知識を発揮したり、わからなかったことを学ばせていただき、館長さんもどんどん話されていくご様子で・・・結果、20分近くお話していました。
コートを脱いでいたので寒かったけれど(入口付近で、換気のためドアが開いていたから)・・・いい時間を過ごせました。
 
子供からくり体験棟は現在休館中。
 
石川県金沢港大野からくり記念館
〒920-0331 石川県金沢市大野町4丁目甲2番29
 
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 毎週水曜日(祝日の場合は翌日) 年末・年始12月29日~1月3日
料金: 大人300円、小中高校生200円 団体[20人以上]:50円引き 障がい者割引:100円引き
北鉄バス大野・大野港バス停で下車 大野川沿い徒歩10分~15分
 

 

 

市内を歩いていると、このデザインの自販機を見かけます。

加賀友禅デザインで、きれいだなあと思います音符

 

 

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