ずっと行きたかった
船上山(鳥取県琴浦町)
 
1333年2月
後醍醐天皇は隠岐島から脱出し
伯耆国の名和長年に迎えられ
断崖の船上山に行宮を置きました
 
大山寺の僧兵や修験のネットワークも利用し
北朝方との戦いに勝利
同年5月に京都へ帰還し
建武の新政となりました
 
この日
広島は晴れていたのに
山陰はけっこう強い雨が降っていて
 
国道9号線から
県道289号線に入って南下し
静かな里村を走り続けると
 
船上山ダムに到着した頃には
雨はやんで日がさしてきました
なんて嬉しい!
 

 

船上山少年自然の家の前の

案内板を見ると

県道34号線を進むといいようです

 

 

船上山ダムを横目に

カーブの多い道をぐいぐいのぼって

名所の滝の看板を過ぎしばらくすると

 

おぉ

船上山の屏風岩が見えてきました

 

 

写真では伝わらないすごさです

古期大山のカルデラの外輪山の一部

柱状節理の岩盤が盛り上がり

造山活動の様子が目に浮かぶようです

 

鳥取県琴浦町南西部にある標高615mの山。大山火山地域のうち、東側の主要部を構成する。矢筈ヶ山(標高1356m)から北方に甲ヶ山(1338m)、勝田ヶ山(1210m)を経て延びる山脈の北東端に位置する。山容は頂部が平坦な溶岩台地状の地形をなす。

 山腹斜面のうち下部の山麓部は緩やかであるが、上部は柱状節理の発達した溶岩の急崖となり、東斜面の上部は垂直に近い絶壁となり、「屏風岩」と呼ばれている。この絶壁は高いところでは100m以上もある。(鳥取県HPより)

 

 

展望駐車場で

船上山をしっかり見上げました

 

 

あの台地の上に

後醍醐天皇の行宮が作られ80日もいたなんて・・

 

登山ルートがあるのですが

今回はいかず

断崖を伝わる千丈滝もあると聞きます

 

 

裏側の説明版に

船上山神社や行宮碑も書かれています

 

 

感激いっぱい感動いっぱい

 

名残惜しく船上山を去りながら

ところどころに咲く八重桜が綺麗でした

 

 

だんだんと

空は明るくなっていき

来る時は見えなかった大山も

美しいシルエットになっていました