久しぶりに鳥取へ
長距離ドライブしてきました

無料(ありがたい)の山陰自動車道で
島根県から鳥取県に入り

白兎神社をめざします

道が海沿いになって白兎海岸が見え始めた頃
道の駅「神話の里 白うさぎ」があり
この駐車場に車を停めました

すぐ裏手に丘があり
白兎神社の大鳥居と石段と
参拝の方の姿が見えました

石段を上がりきると
かわいいうさぎのモニュメントが並ぶ
整備された参道になり


その奥に
本殿がありました

古事記に
「此稲羽之素兎者也、於今者謂兎神也」
いわゆる
因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)の伝承地です

昔話をおさらい---

淤岐ノ島に流された兎が
和邇(ワニ)を騙して気多之前へ渡ったが
騙されたと知った和邇に皮を剥がれてしまう

そこに大国主命の異母兄弟の
八十神が通りがかり
「塩を塗る」とよいと言うが
兎はかえって痛がって泣いています

すると大国主命が来て
「水でからだを洗って蒲の上で乾かすとよい」と
こうして兎はからだを治していきます

実は八十神と大国主命は
因幡の八上姫に求婚しにいく途中

兎は大国主命が八上姫と結ばれると予言し
かくして二人は結ばれます(一夫多妻ですが)


昔話には何か意味があるのでしょうね---
兎はこのあたりの民?
和邇は海賊?
大国主命の結婚は出雲国が因幡国を治めたことで
兎のグループも服属した?

本殿の6基の台座には
菊の紋様が刻まれていて
古くは皇室との関係もあったのではとも---


本殿の前には
その名も御身洗池(みたらいいけ)が広がっています


躑躅の花は
まだ濡れています

というのも
少し前まで雨が降っていたのですが
みるみる青空が広がり
気温もあがって行きました


原生林の面影を残す樹叢は
海からの風でみんな同じ方向に傾いています


走る車から
白兎海岸がちょっとだけ撮れました

きれいな砂浜---
淤岐ノ島は沖合150mの島
気多之前は白兎海岸左手の岬だそうです

ここから鳥取市街地へ向かいます
しばらく鳥取ドライブお付き合いくださいませ