日立鉱山の残したもの
それがこの大煙突
です
鉱山からの煙害をなくそうと
久原房之助らは
高さ155.7Mの大きな煙突をつくったのです
実は
平成5年に54Mを残して倒壊したようですが
再建され
現在はリサイクル工場の煙突として稼働しています
このあたりは「大雄院」という地名です
もともとはお寺があったのですが
荒廃していたので
町中に移転していただいたようです
「日立電鉄大雄院事務所前停留所」と書かれた
レトロな停留所がありました
そして
もうひとつの日立鉱山のなごりが
この「共楽館
」
大正6年に
日立鉱山で働く人やその家族のためにつくられた娯楽施設で
歌舞伎や相撲や映画会などの催しがおこなわました
実は日立鉱山は山間部にあったため
働く人々が
家族と共に定着して安心して働ける
「一山一家主義」をとっており
この施設もその一環です
中に入ると
事務所のような部屋にあかりが灯っていましたが
静か・・
現在は日立市に買い取られ
武道館になっている様子なのですが
どこからか
「えいっえいっ」という掛け声と
竹刀の音が聞こえてきます・・
耳を澄ますと
それはこの共楽館の斜め向かいの平屋から聞こえてきていて
行ってみると剣道場のようでした
窓際にママさん達がすわって
稽古の様子を見守っていました
自分の子育て時代をふと思い出しましたが
あれはもう何年前だろう・・・(笑)
