フッ素化合物など日本が行った韓国に対する規制強化に、韓国は内製化で対抗する方針を打ち出しました。これについて、評論家の多くが、出来ないと言っています。果たしてそうでしょうか。

1980年代に、韓国の現代自動車が対米輸出を始めた時、私は自動車担当の経済記者でしたが、当時、日本の自動車メーカーの関係者は、ほとんどが「成功しないでしょう」「塗装がダメでしょう。アメリカは、降雪対策で道路に岩塩をまきますが、現代の自動車は、これにやられ、塗装がはげますよ」とか、言ってました。

ホントかな、と思いましたよ。だって、対米輸出をするなら、そんなこと研究しているでしょう。日本の対米輸出の成功や日本車を徹底的に調べたと思いますよ。現代の対米輸出が失敗すると言うのは、希望的観測に過ぎず、なんの根拠に基づくものでもありません。

今、米国の自動車市場でのシェアは、今年1ー7月の累計で、現代4・1㌫、起亜3・6㌫。現代はスバルと同じシェアで、両社は、マツダ、フォルクスワーゲン、BMWより上です。

この実例を見ると、日本人と言うのは、本当に甘いと思います。自分も正真正銘の日本人ですがね。滑舌は悪いですがー。

韓国企業が、日本から半導体の材料などであるフッ素化合物などを輸入するのは、今更高い開発費と年数をかけるより、日本から輸入した方が安上がりだし、てっとり早いからです。また、こうした分業システムは、すでに確固としたものになってました。

安倍無能短絡首相はそういう事も知らないで、馬鹿な決断をし、今井低脳短絡秘書官は、それを許してしまいました。

これから韓国は、なんでも内製化を目指すでしょう。数年は、まだ大丈夫かも知れませんが、いずれこれらのメーカーは、閑古鳥が鳴いているかも知れません。今更、予想より早く輸出を認めたという経産大臣の記者会見をしても、何の役にもたちません。

これが、無能無知宰相と取り巻きがやったことです。