昨日も母は、最初のうちはいいのですが、途中からゲボゲボとやり出しまし た。それで、手袋をはめた手で、その都度、口に入ったご飯やおかずをかきだします。

叱ることはなくなりました。でも、口に手を入れると、かきだすのが乱暴になります。いかん、いかんと思いますが、衝動的に力が入ってしまいます。何度も繰り返す母に、つい怒りで力が強くなってしまいます。

ゲロゲロという声と咳き込みが激しくなり、介護士がやって来て、無理しなくていいですよ、と言います。ただ、母はまだ食べたがっているので、もう少しだけ食べさせますと応える、朝、昼に結構食べたのでもう十分だとのことです。それで、6割ほどでやめました。

食事を終えた後も、母はゲロゲロ声を出していました。そこへ看護師が来て、「たんが詰まっていますね。出しますから、待ってて下さい」と言い、吸引器が置いてある母の部屋に連れていきました。

5分ほどして戻って来た母は、さっぱりした顔をしていました。

ゲロゲロ声を出し、ご飯の途中で飲み込まなくなったのは、たんのせいだと分かりました。それを、食べ物をいっぱいほうばりたいからだと勘違いし、泣いてもしょうがないからと声をかけていた自分は、とんでもない間違いをしていました。母よ、すまないと心の中で謝りました。

介護士に後を頼み、父の部屋に行くと、先程の看護師が出てきました。お互いに、あら、あーです。なんでもユニットの介護士から、擦りむいたと連絡を受け、見に来て、治療するとのことです。

父に聞くと「たいしたことない」と言ってました。床擦れのことも聞くと、薬が効いて、だいぶ良くなったとのことです。痛くはなくなったとも言ってました。ほっとしました。父は、特養暮らしに慣れて来たようです。声は小さくなりましたが、不安がるところが無くなって来たようです。

看護師が戻って来て、父の擦り傷に薬を塗って、治療は終わりました。

さて、毎日通っていた特養通いですが、今日で1か月たち、母も今日明日危ないと言う感じじゃなくなりましたので、隔日くらいに減らそうかな、と思っています。やはり、専門家に任した方がいいかな、と思ったからです。

でも、まだ結論は出してません。迷っています。