2カ月ぶりぐらいで見てませんでした。チャンネルを回したら、直虎が信長が井伊家に送ったという茶道具の湯呑み、茶道では茶碗というのか、よく分かりませんが、それを眺め「これが国一国の価値があるというのか」と驚いているところでした。

場面は家康の居城、浜松城に移ります。井伊家現当主の直政が台所仕事をしていると、榊原康政がやって来て、殿様が呼んでいるから、着物を換えて行けと言います。驚く直政。家来どもも、信長、信玄は聞いたことはあるが、家康にはそのケはないはずだがーと噂しあいます。

直政は、たとえそうであっても、寵愛を受けるチャンスだといい、着物を換えて、寝所に赴きます。

家康は碁を1人で打ってますが、その前に布団が敷いてあります。直政の様子が変なので、家康はどうしたのか、と尋ねます。答える直政に大笑いする家康。そして、用件を伝えます。

用は済みましたが、家康は、そうなってもいいよのう、とか言って、碁盤を除けて直政ににじり寄ります。

そして、場面は変わります。

男色は、戦国時代に主君と家臣の間でよくあったと言いますが、有名大名の間でまったくなかったと言われているのが、秀吉と家康です。秀吉は、家臣が殿もまったくそのケがないはずなかろうと、美形の男を小姓につけますが、男に興味は無く、小姓に「そちには姉妹はおるのか」と尋ねます。

家康と言えば後家好みとか言われていますが、庄屋の幼い娘が美形なのに目をつけて、庄屋に娘をくれと言います。庄屋はまだ早いので、待ってくれと言って待ってもらいます。年月が立ち、また家康が来てもういいだろうと言うので、まだ早いと思ったが、泣く泣く手放します。この娘が結城秀康だか秀忠の母になると思いますが、確証はありません。

それでも、家康と男と男の関係を疑われる者がいました。それが直政です。若くして、当時はさしたる戦場での手柄もないのに、なぜ出世していくのか、同僚のやっかみもあって、あの関係があるからではないかと噂されたそうです。

NHKは、この説を取ったのでしょう。まだ、来週の話を見ないとはっきり分かりませんが。

それにしても、NHKも歴史ドラマで男色の話を取り上げる、そんな時代になったのですね。驚きました。