《最近の新聞などで議論されているのを見ますと、なんだか人数のことが問題になっているような気がします。辞典には、虐殺とはむごたらしく殺すことと書いてあります。つまり、人数は関係ありません。私が戦地で強いショックを受けたのは、ある青年将校から「新兵教育には、生きている捕虜を目標にして銃剣術の練習をするのがいちばんよい。それで根性ができる」という話を聞いた時でした。それ以来、陸軍士官学校で受けた教育とは一体何だったのかという懐疑に駆られました。また、南京の総司令部では、満州にいた日本の部隊の実写映画を見ました。それには、広い野原に中国人の捕虜が、たぶん杭にくくりつけられており、また、そこに毒ガスが放射されたり、毒ガス弾が発射されたりしていました。ほんとうに目を覆いたくなる場面でした。これこそ虐殺以外の何ものでもないでしょう。しかし、日本軍が昔からこんなだったのではありません。北京駐屯の岡村寧次大将などは、その前から軍紀、軍律の乱れを心配され、四悪(強姦、略奪、放火、殺人)厳禁ということを言われていました。私も北京に行って、直接聞いたことがあります。
— 「THIS IS 読売」 1994年8月号 「闇に葬られた皇室の軍部批判」より 聞き手は中野邦観・読売新聞調査研究本部主任研究員》=ウィキペディア掲載

新兵教育の話は、高校生の頃、1年先輩から聞きました。父親が徴兵で中国派遣軍に従軍した時、新兵教育として、吊された中国人を銃剣で刺せと命じられたそうです。

誰もが、恐る恐る刺したそうですが、皆へっぴり腰ですから、刺された中国人は苦しみながら生きています。将校は激怒して殺せといいます。皆、今度は腰に重心を置いて、力一杯銃剣を突き出し、中国人らは亡くなったそうです。

直接聞いたわけではありませんが、先輩から父親の体験として聞きました。

宮様の話を読んで、やはり本当だったと思いました。それを嘘だとか、日本人を貶めるものだなどという、事実に目を向けようとしない馬鹿がいますが、事実を語る者が売国奴になるという宮様が憂いた時代がまさに今だと思います。

安倍首相、稲田防衛相、萩生田官房副長官らは、まさに馬鹿の極みでしょう。