東日本大地震の時にも指摘しましたが、ヘリコプターを総動員して、水、食料、医薬品などを避難所や孤立している家屋に、運んで落とせばいいのに、どうもやっていそうにありません。  

今日のニュースでは、2000人の避難民におにぎり300個しかないとか言ってました。文明国で、秩序だっていると言われている日本で、地震発生後4日たってもこの程度とは、あきれかえります。

だいたい行政は、神戸淡路大震災、東日本大震災から何も学んでいないのかと思います。

なぜ、缶詰、乾パン、真空パックに入れた食料、医薬品、簡易トイレ、寝具などをストックしておき、自衛隊、警察、消防や民間ヘリコプターや艦船でピストン輸送しないのでしょう。

震災対策の大臣を置くのもいいですが、万一の時に備えて準備しておくことこそ肝心です。物資のストックさえ、国はやっていなかったのでしょうか。

その用意ができていないのなら、自衛隊が演習などに使う自衛隊食や毎回の航海で艦船に積載する保存食があるじゃないですか。それらを放出したという話を聞いたことがありませんが、やっているんでしょうか。

足らなければ、後でカネを払うことにして、米軍に協力してもらえばいいでしょう。彼らは喜んで提供しとくれるでしょう。

今のやり方を見ていると、過去2度の大震災の経験は、生かされているとは思えません。