日本人がよくする万歳。その起源は何かと思っていた。起源は分からないが、紀元前の世界にすでに中国にあることがわかった。

史記廉頗藺相如(れんぱりんしょうじょ)伝に、秦の昭王が趙の恵文王に、15の城邑と名宝である和なの璧(かしのへき)と交換しようともちかけられ、相如が、その宝を持って、秦が本当に城邑と交換する気があるのかどうか、確かめに行く。その宝を見て、秦の家臣らが、万歳と叫ぶのである(左右皆呼萬歳)。

少なくとも、史記の著者の司馬遷の時代か、昭王や恵文王の時代には万歳はあったということだ。いずれも紀元前の話で、日本にまだ漢字は伝わってない。  

右翼や中国嫌い、あるいは日本を愛すると声高々に言っている方々は、万歳を叫ばないほうがいいと思いますよ。  
 
私は日本を愛していますが、事実を客観的に捉えようとしていますので万歳を叫んでいいと思います。ただ、万歳も頑張ろうも余り好きでありませんので、両方ともなるべく叫びません。