2面の連載で、今日で3回目。いやあ、面白い。第1
回目は「消された江氏の揮毫」。上海閥のトップか軍に影響力を残す江沢民元国家主席も参加して行われた抗日勝利70周年の軍事パレードで、習近平現国家主席と江が、にこやかに談笑する裏で、南京軍区の教育施設、南京政治学院上海分院にあった壁1面の江の揮毫がはぎ取られ、習の揮毫に変わった。徐才厚ら2人の軍トップを切り、江の影響力を完全に排除しようとしている習の姿を描いていた。だが、軍事パレードに江を呼ばなければならなかったのは、習がいまだ完全に軍を掌握しておらず、軍の人気をかうために、南シナ海などで米国に強気の姿勢を示さざるを得ない現状を顕しているのではないか。
2回目は、「トップ視察と大爆発の謎」。天津の工場で起きた大爆発。消防隊が、薬品のことを把握せず水をかけたのが大爆発の原因だが、そもそも、なぜ出火したのか。密封されたコンテナから出火した原因は、未だに謎だという。
事故の翌日、習の天津の自由貿易区視察が予定されていたという。視察の日程を知る軍と警察。警察あ影響力があるのは、腐敗で無期懲役が決まった周か康で江の右腕と言われた。こうしたことも、江の影響力を示す事になるのに、軍事パレードに呼ばざるを得なかったか。
習への威嚇は続く。読者にさまざまな事を想起させるシリーズだ。今日の話はなんだろう。