一昨日の夜の飲み会で、かつてタイに駐在していた民間の方から、おそろしい話を聞きました。真実かどうかは分かりませんが、その方は、自分が使っていたタイ人が、父親の関係で、そうした話を聞ける立場にあり、そのタイ人から聞いたと言ってました。
 
 タイは、たまに軍によるクーデターが起きたりして、最後は国王が乗り出して、武力を行使することなく解決しているので、国王への崇高の念が深く、平和的な国だと思われがちですが、その人に言わせると「とんでもない」と言ってました。

 それを示すのが秘密警察と密告屋の存在で、クラブなどで、薄汚れた場違いの格好の男たちがたまに入ってくるそうです。彼らが密告屋で、客の話を盗み聞きしては、政権や王室批判をすると、官憲に密告するか、あるいはその場でつかまえるかして、牢屋にぶち込むのだと言ってました。昔の日本の岡っ引きみたいなもんでしょうかねえ。

 王室では、ワチラーロンコーン現皇太子の素行がきわめて悪いそうです。女癖もひどいのですが、彼の妹シリントーン王女が国民に人気があるので、それに嫉妬したのか、晩餐の席で、彼女にピストルを向けて発射したこともあるとか言ってました。以来、王女は、晩餐や夕食の席では、皇太子と同席しないそうです。

 王室には不可解なこともあり、皇太子は、本当は次男なんですが、その昔、長男は、王室のプールで浮いていたとか。死因は、分かりません。

 こうした話が事実かどうか分かりません。ただ、皇太子が、国民にきわめて評判の悪いのは事実で、多くは、なお王位継承権を皇太子とともに持つシリントーン王女が国王になることを望んでいるみたいですね。