日本企業で、20年くらい前までは、飛ばしは当たり前だったーと、知り合いの元証券マンの方が言ってました。


 バブル時代、株は上がるのは当たり前。証券マンは、企業を回って、投資を募ります。運用は、証券会社に任せます。そこへバブル崩壊。どうしてくれるんだーと証券会社にねじ込みます。


 証券会社は、増資の主幹事を撮とれなくなるのが怖い。シンジケートを組んでも、主幹事は、手数料の7-8割を取りますから。


 そこで、証券会社は、株で損失を出した企業の保有株を、決算日の前日に一日だけ引き取ってくれる会社を探します。そこを紹介して、株が高かった日付にして引き取ってもらい、その時の株価で売ったことにします。そして、4月1日の新年度になって株をまた買ったことにするらしいです。


 もちろんタダではありません。数パーセントの手数料を出します。


 オリンパスの件は、この飛ばしができなくなって、ああいう手の込んだことを、証券会社と一生懸命考えて、実行したのではないでしょうか。となると、証券会社もぐるということですが、あるいは、証券会社は関係なく、元証券会社員が考えだしたのかもしれません。今後、明らかになるでしょう。


 それにしても、企業の会計というのは、いくらでも騙せるものなんですね。監査法人がきずいたのは、何年もたってからでしょう?でも、本当にそうなんでしょうかね。実際は、もっと早く気がついてたのではないでしょうか。


 そのあたりも、白日のもとにさらしてもらいたいものです。


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