台湾は、あれが多いのです。ベトナム(行ったことないけど)同様、次から次へとやってきます。道路にも一杯。
チャッツワースの庭にて
あれと言うのは、バイクです。ちょっと小さく写ってしまいましたが、通りの向こう側に、バイクがずらりと止まっています。





チャッツワースの庭にて
 はい、一杯ですね。で、その後ろの看板を見ると、「マッサージ」。台北に戻ってから行こうと思ったけど、見つけたからには、ここに入ろう。

店は、外との間の壁などもなく、吹き抜けで開放的。値段票を見て、足のマッサージ20分と全身マッサージ40分で800台湾ドル(2400円弱)のコースを選ぶ。

私よりちょっと年配の男性がやってきた。容器に湯を入れて足を入れろと言う。ここらは、日本と同じ。


 それが終わると、足を揉み始めた。時たま痛みを感じるが、さほどではない。イタ気持ちいい。

しばらく揉んでもらっていると、おじさんが片言の日本語で語りかけてくる。

「この爪、よくないよ。それからタコもあるね」

そうなのです。実は、私は、左右の足の親指がひどい巻き詰めなのです。左足は、そろそろ取れないかと、何度もひっ剥がそうと思ったのですが、痛くてできず、半年がたっていました。でも、やっと数日前に、痛くないので、思い切って引っ剥がしました。まったくいたくありません。高校時代依頼の爪引っ剥がしでした。


 しかし、右足は、新しく生えてきたと思われる爪とぴったりと一体化してしまい、どうにもなりません。おじさんは、その爪をなんとかする、タコも取ると言っているのです。

 

 「いくらするの」

 「800台湾ドルでいいよ」

 

 きまりました。

 「やってちょうだい。でも、痛くはないの」

 「大丈夫、大丈夫」


 おじさんは、中に行って道具を持って来ました。袋の中には、小さなノミのようなものが10本ほど入っています。それを眺めて、1本取り出すと、それで私の右足の親指の爪を削り始めました。


 慎重に削るので時間がかかりましたが、まったく痛くありませんでした。そして、
チャッツワースの庭にて
みごと、大方の爪が削れました。下の方にわずかに残っていますが、まあ、これ以上は無理というもの。大満足です。

 次に、小さなナイフでタコを切り取ります。こちらの無痛。


チャッツワースの庭にて
 はい、綺麗に取れました。タコは3か所くらいありました。よく、できるのです。その都度、イボコロリなどを使って取っていたのですが、ナイフで切り取ることもできるのですか。

 感激して、これだけで800台湾ドルなのを、200台湾ドル、チップで差し上げました。


 その後、別の場所でこのおじさんの全身マッサージを受けましたが、実に美味かったです。感激して、名刺をもらいました。阿來さんという名前でした。

 また、巻き爪になったら、淡水のこのマッサージ店に来るとしましょう。

 故宮博物院とこのマッサージ店で阿來さんに巻き爪とタコを治してもらっただけでも、今回の台湾旅行の元は十分取れたと思いました。

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