絶妙なタイミングで直立する息子を支えた翌日、息子、ものの見事に倒れました


音? 

ズドンとか、ガシャンとか、してたんだと思うけど記憶にない


表情が固まったまま、目を見開き、スローモーションのように真後ろに倒れた

その瞬間だけが私の脳裏に焼き付いている


「○○○○ーーーっ!!!」

悲鳴をあげるしか出来なかった


コンクリートの床に打ち付けられた頭

瞬間「終わった」と思った

実際は枯れた観葉植物の植木鉢に直撃だった


慌てて駆け寄り頭を支えた

血でべっとりを想像していたけれど、それは無かった


VNSのマグネットを今さらな感じだけど胸に当て、名前を呼ぶと


『ふぅ〜〜〜っ』と息を吐く息子

生きてた、助かった


その場にいた見知らぬ方が

「救急車呼びますね!」と言ってくれた


意識戻ったし大丈夫かな?

イヤ、頭だし念の為CTとか必要だよな

そんな事を考えていた私のブラウスに血が付いた。床にもポタポタ


「救急車お願いします」って叫んだ


救急隊が到着する頃には息子も鮮明になり、質問された事に答えられていた


病院に到着後、ひと通りの検査をして異常ナシ

発作後の朦朧状態も無くしっかりしていたので特に点滴も無し

結構な出血だったけれど傷口は小さく浅く、これまた縫合必要ナシ

髪を掻き分け頭皮にぺたりと小さな絆創膏と、内出血した大きなタンコブ2つ

頭部外傷後の注意書きをもらい、無事帰宅


私のせいだ


私の用事に付き合わせずに、真っ直ぐ帰宅していたらこんな事にならなかったのに…


日中の陽射しが暑かったよね

水分採って車で休ませればよかったな


痛い思いをさせてしまった

怖い思いをさせてしまった


大事に至らずに済んだからこうやってブログを書いているけれど…

あぁ、何やっちゃってるんだろ私は


ガバペンをのみ始めて、いきなり倒れる発作から遠ざかっていると過信していた

前日に直立で発作になってたんだし、危機管理を怠っていた


怖い思い


手でガードするでもなく、いきなり真後ろに倒れる


やってみようと思っても怖くて出来ない


ふっかふかのベットとか、体操で使うマットレスとか、それだって後ろを確認してからトライだよね


ところが…


昨日の発作

息子の中では立っている時に表情が固まった所までで意識減損しているので、その後に自分が倒れてしまった事はわかっていない


気付いたら周りに救急隊員がいたので、傷口の痛みよりもナニゴトが起きてしまったのか?そちらに驚いていて


『どうしたの?

 俺、倒れたの? 

ん? 痛ててぇ〜(>0<;)』って感じ


なので…


自分は倒れる危険があることが実感として残っていない


倒れる恐怖を体現していないのだ


これは非常にマズい


倒れる恐怖を目のあたりにしたのは私だけ

息子に懇願する

「頼むから保護帽かぶって!!」

「今度倒れたら本当に命の危険に伴うから」

「お願いだから座って!!」


私が涙ながらに必死に頼むものだから、通所施設には保護帽を持参してくれた

けれども家での生活はノーガード


小さな子なら有無を言わさず被せることも出来よう

それだって嫌なら取ってしまうだろうし


大人はそうはいかない

自分の意志がある

まして本人は恐怖を知らない


『気をつけるから!座るから!大丈夫だよ!』


ちょっとした物音にも「ドキッ」とする私

昨日から息子の側を小判鮫もしくは金魚のフンの如くついて歩いている


私の脳裏には

息子が真後ろに倒れていくその顔が焼き付いている







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