身近にコロナ感染者が出て思うこと | 時代のセンサーⅢ〈希望ある未来を志向して〉

時代のセンサーⅢ〈希望ある未来を志向して〉

今の時代を生きる日本人の一人として、日本及び世界を自らの知見に基づき見つめ考えることを通して、希望ある未来を志向して行きたいと思います。

先週21日、私の親族がコロナに感染したことが分かりました。親族は介護施設に入っているのですが、デイサービスを受けていて、そこで陽性者が出たため濃厚接触者として部屋に朝から隔離措置がとられました。その後昼に検温で発熱(38度台)が確認されたため抗原検査したところ、陽性が判明しました。
その日の夕方、本人が高齢者で症状がどう急変するか分からないという施設側の判断により、市内の総合病院に入院させることになりました。そのしばらくして病院の看護士から私に電話があり、入院中に必要な身のまわりの物を病院に持って来てほしいとのことでした。また、担当の医師の話しとして、入院期間は10日間となること、高齢者なので肺炎の中でも〈誤えん性肺炎〉になるリスクがあることなどを告げられました。
翌日、私は入院に伴う手続きのため病院に行きました。そこで看護士と面談して必要な書類の説明を受けるとともに、書類に記入しました。その中に保健所に提出する「感染症患者療養費支給申請書」などの書類を受け取りました。これは入院治療費用を公費負担してもらうためのものです。
さて、現在新型コロナは感染症法上は「2類相当」とされ、入院した際の治療費は公的負担となっています。一方で、第7波で主流となったオミクロン株は感染力は強いものの、肺炎などの重症化し難いことから、インフルエンザなどの「5類」に変更してもいいのではないか、という議論が出ています。しかし、仮にそうなった場合、治療費の公費負担はなくなることになり、感染して入院するようなことになった場合、本人や家族などに多大な負担が係ることになります。
医療保険に入っていればそれなりにカバーできる面もあるでしょうが、すべての人がそうしているわけではありません。また、そもそもインフルとコロナとでは、死亡率一つとってもコロナの方が高いということ、そしてその〈後遺症〉もコロナの方がリスクが高いことなどを考慮すると、5類への変更の議論はあまりに乱暴である、と私は思います。

 

※参考のため保健所への申請書類の画像を次に添付します。
①感染症患者療養費支給申請書



②同意書