とある夜のことです。
夜、8時をまわってそろそろ子どもを
寝かそうかという時のこと。
部屋の照明も消して、妻と1才の長男、その横に7才の長女
が寝ます。
私はというと、最近は、母子の様子を見守る為に、子供が
眠り就くまで、傍らで一緒に横になっていることが多いです。
暫くすると、長女がまだ寝付けない様子で、ごろごろ動いて
いたので、私は、娘の気を紛らわしてやろうと思い、
長女と小声で会話を始めました。娘が
「ねえ、お父さん、これ剥がれてきそう!」
長女の脛に貼ったサロンパスが剥がれそうになっています。
「じゃあ、テープ貼りにいこう!」
私は、長女を別室に連れて行き、医療用テープを
渡しました。
長女はそれを受け取ると、テープを剥がれかけたサロンパス
に貼り付けました。テープが少し短めで、すぐに剥がれてきそう
でしたが、私は子供のやることと思い、敢えて口はだしません
でした。
また、寝室に戻り、長女と私は、布団の上に横になりました。
少しばかりの会話のあと、長女はまた、
「テープが剥がれちゃった!」
案の定、先ほどテープが剥がれてきたようです。
私と長女は、もう一度、別室に行き、今度は私が、
剥がれたところに、テープを貼りなおしてやりました。
そして、また寝室に戻り、再び長女と私は、横になりました。
すると、今度は1才の長男が寝付けない様子で、
寝室の中をうろうろ歩き出し、とうとう自分で戸を開け、
部屋を出ていってしまいました。
すると、それに、気が付いたお婆ちゃんが暫く長男の守り
をしてくれることになりました。
私は部屋に戻り、妻と娘と3人で川の字の状態になったとき、
妻が怒った口調で、言い出しました。
「いつまでも、しゃべっとるから、良介が寝れないじゃない!」
私が、
「寝る前のちょっとした会話だよ!」
と返し、妻と私は、長女を間に挟んで口論になってしまいました。
すると、それを聞いていた長女は、黙って部屋を出て行って
しまったではありませんか。
私は、あっ、しまった!またやってしまった!
と思い、すぐに長女を追いかけました。
隣の部屋で、長女は座椅子の上に寝ころび、寂しそうに
していました。
私は、そっと長女に、「ごめんね!」と謝ると、
長女は、表情が緩み、またすぐに寝室戻ってくれました。
その後、長女は私に寄り添うように、静かに眠っていきました。
妻は、いつも、子供が時間になっても、なかなか寝ないと、
「早く寝なさい!」
と叱りつけるばかりです。
私が、子供の寝しまに少しばかりの会話をすることが
気に入らないようです。
私としては、なかなか寝付けない子供の気を紛わす目的であり
気持ちを満たしてあげて、質の良い睡眠に入れるようにとの
配慮なのですが、妻には、そのことが、なかなか解って
もらえません。
子供が叱られながら、悶々とした気持ちで寝ていくより、
よっぽど、良いとは思います。
いつもしなくていい喧嘩をしなくてはなりません。
時には、子供の前でです。
どうしたら、妻にこちらの気持ちを解ってもらえるか、
いつも悩んでおります。
あるいは、それは無理なことなのでしょうか?



