本日、とある本を読みました。
『相手をイラつかせない怒らせない話し方と聴き方のルール』という本です。

一番は自分自身の勉強の為に読んだのですが、
今、患者として感じる医療関係者への不思議とも重なるところがあったので、合わせて書いておこうと思います。

相手をイラつかせない怒らせない話し方と聴き方のルール/かんき出版

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1つ目の病院から2つ目の病院へ転院するまでは、
あの病院が特別なんだろうと思っていました。
町のお医者さんも含めると、数々の病院へ通いましたが、
医療関係者は、コミュニケーションが上手くない人が多いように感じます。

特に町のお医者さんより、大きい病院の方がそう言う傾向にあると感じます。

もちろん、みんながみんなダメというわけではなく、
私も実際、コミュニケーション能力に長けている医療関係者の方にも大勢で出会いました。


医療従事者、特に医者と患者の関係はとても特殊だと思います。
外来や定期健康診断などで、さらっと一時的に関わる分にはそうでもありませんが、
長期入院をすると、よくも悪くも色々な部分が見えてきます。
フリーズ先生は結構極端なのかもしれませんが、
あそこまででなくても、結構、おいおいと言ってしまいたくなる人が多いです。


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【前置き、クッション言葉】

入院していると、何もなくても日に何回かは医療関係者の方と話をします。
長期入院ともなると、相手も雑談のネタがつきてきます。

私は、同じ話を何回もするのをあまり好みません。
まだ、
『○○かわいいですよね~』とか『○○私も好きなんです~』
くらいならいいんですが、
これを疑問系にされるとこの前も聞いたのに、聞いてなかったんかい?!
と思ってしまいます。

さらに、私が何か質問をしていて、その回答を後回しにされたうえで、
こういう雑談をされると、
私の聞いた事はそんな優先順位が低いのかい!!!
とまで思ってしまいます。
試しに「○○ってどうでした?」とか「○○って確認して頂けましたか?」
と聞くと、そこでやっと
『あ!まだです』とかひどく素直?な方は『忘れてました』という事を言われます。

医療のお仕事は本当にバッタバタで私の伝えたタイミングが悪く、忘れてしまってたなら仕方ないと思うのですが、まだならまだで、雑談の前に一言言ってもらえるだけで、こっちの気持ちもだいぶ変わります。
そんなような事に当初の長期入院から疑問をもっていました。


そんな細かい事気にしても仕方ないと思うかもしれませんが、
回数が増して行くと、私にしてみると結構な難題になるのです。


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【メモをとる重要性】

これは、私の知っている病院だけなのか、どうなのか分かりませんが
看護記録を取り寄せてみた時にかなり驚きました。

あれだけ毎日、色々な話をしていたにも関わらず、
最低限、体調の変化くらいは記録されているだろうと思いきや、
口頭で伝えた事はほとんど書かれていないんです。

例えば、
ステロイド大量投与が始まった直後、私は発汗がものすごい事になります。
(2回ともそうでした)
さらに発汗しているからか何なのか、手足の末端は乾燥が激しくなります。
2回目の入院時は臀部も乾燥しました(真夏だったのに!)
後は、知覚過敏が激しくなったり、ムーンフェイスが出たり。

逆に、良好な事も伝えてました。
ステロイド治療をすると、便秘になったり(これは入院により環境が変わってという人もいますが)夜眠れなくなったり、代表的なとこだとこういった事があります。
私は幸い、どちらもなく、むしろ、入院して規則正しい生活をする事で、
便通もよく、夜も結構よく寝ていました。
どれも、決して検査結果は日々のバイタルチェックではわからない事だと思うんです。

長々文章で残す必要はないと思いますが、本当にいらない情報なのか?患者にとってはとても疑問です。だから、同じ事何回も聞いてくるんか?という事にも気付きました。


私は、質問する事をだいたいどこかに残しておきます。
当初は、みんな忙しいから質問を整理し、優先順位をつけたうえで頃合いを見計らって聞く為にやっていました。
なので、いつ何を聞いたかという事は頭で覚えてなくてもメモや日記に残っているのです。
これば果たしていいか悪いか分かりません。メモもなく覚えてなければそもそも、
こういった疑問ももたずに済んだかもしれないし。

ある時から、質問をした時、相手が何か記録に留めてくれているかを観察するようにしました。
メモの取り方は人それぞれなので自分がわかればいいかと思うのですが、
一回書いたら見ないような物に書いている人、もしくは全くメモしない人(フリーズ先生とかね)は
その後、その話題へのアクションは皆無です。

反対に、看護記録へ転機するであろうバイタルをメモする紙や、別途自分のメモなどに
記録してくれる人は絶対にその後何かしらのアクションをくれます。


例えどんな頭の良い人でも、頭で記憶出来る事なんてほんの少しです。
ましてや、私は質問メモをもとに質問していても、
向こうにしてみれば、突然聞かれた会話な訳で、それを覚えてろというのも
難しいと思います。

患者がそこまで気にしていないだろうと思っているのか、
または、変なプライドが邪魔しているのかわかりませんが、
大切な事はメモしておいたほうがいいと思います。

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『相手をイラつかせない怒らせない話し方と聴き方のルール』
は、日常生活はもちろんですが、医療現場でも使える技や手法が盛りだくさんです。

医療関係者の方は命を預かるお仕事で、
専門的な勉強も沢山しなければならないと思います。
私からしたら、その勉強量を考えるだけでも想像を絶します。

だから、コミュニケーションだとかそんなんに時間かかえてられないよ!

っと思われる、もしくは必要とすら感じてない方もいるかもしれません。

でも患者からしたら、
専門的な知識をもった方々だからこそ、重視してほしい事だと思うのです。


フリーズ先生にも
推薦図書としてお届けしようかな?(笑)と思ってしまう本です。

是非一度、読んでみて下さい♪





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