以前、私に色んな事を教えてくれた医者の先生がいました。
診ている科が違うので、主治医になってもらう事は出来なかったけど、
この先生の教えが分かりやすくて好きでした。

その先生が教えてくれた事です。

●自己免疫疾患について==================

例えば、免疫が○○警察だとして、その中に警察の制服きた悪いやつがいるとするじゃない?でもみんな同じ制服着てたら分からないでしょ?だから良いやつも悪いやつも一度みんな静かにしてもらう必要があるんだよ

●ステロイドの役割====================

例えば、1つのクラスに不良の生徒とまじめな生徒がいて、不良にだけ「おまえら大人しくしろ!!」って言っても『なんで俺らだけ!!』ってなるから、
とりあえず全員に『おまえら黙れこのやろー!!』って威嚇して、全員に大人しくしてもらう(ステロイド大量投与の事)
でもずーーっと威嚇しているわけにもいかないから、少しずつ威嚇を弱めていくんだよ(ステロイド減量)

●腎生検の目的======================

例えば、大海原に旅に出る時、地図も方位磁石も無しで出るより、地図とか、方位磁石があった方が迷う確率は低いじゃない

●今後、腎生検をやる可能性について============

例えば、爆弾落として焼け野原状態だとそれ以上悪くならないし、再建にも時間かかるでしょ?でもまた再建された後に爆弾が落とされたりしたら、また調べないといけないかもね

●淡白が出たり止まったりする事について==========

しいていうなら、真綿で首をしめるようなスピード・・・
(良くなるのも悪くなるのもゆっくりであるという事のよう)


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なんで不良だの警察だのの例えが多いかはわかりません^^;
先生がそういうの好きなのか、私がそういう印象をもたれていたか(笑)

とにかくなんでも例えてくれて、
私にも分かりやすく説明してくれました。
何と言っても内容が過激で面白い(笑)

この例えは人に説明をする時よく引用してます。
あまり過激だったり、恥ずかしい?内容は題材を変えて。



恩師という言葉があっているか分かりませんが、
主治医でもないのに、色々楽しく教えてくれた先生に本当に感謝してます。

この人に会ってなかったら、もっと色んな事がわからなかっただろうし、
もっと投げやりになってたと思います。

何より、こういう先生もいるという希望が絶えずにいる事がとても救われます。
(今は圧倒的に少数だと思っていますが)

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